老人性うつについて

定年退職して第二の人生を謳歌するはずの老人がうつになってしまう状態を「老人性うつ」と呼びます。老人性うつの原因の多くが「疎外感」や「社会から必要とされていない」と思い込んでしまい、それが「やる気が出ない」「楽しくない」「何をするのもおっくう」という症状として現れます。老人性うつのきっかけは、体調が悪くて寝込んだり、些細なことがきっかけで発症する場合が多いのですが、この老人性うつは、実はシニアがかかり心の病気の中では、痴呆に続いて2番目にかかりやすい病なので、たかがうつ病、なんてあなどれません。

老人性うつかなと思ったら

老人性うつは、それまで活発だった人が突然、他人との社交を面倒に思ったり、希望がないと嘆いたり、ネガティブな方向へと考えるようになってしまったり、それまでとは違う行動をしたら要注意です。老人性うつは軽度なら家庭で治療することができますが、病院でしっかりとカウンセリングなどの治療をするのも、老人性うつを抱える方にとっては社交生活の復活となるので、効果的なようです。

中には、自分で老人性うつと思い込み、医者に「問題なし」と診断されたと単にケロリとうつ状態から抜け出してしまうなんてお茶目なご老人もいるようなので、心配だったり不安な方は専門家に診てもらうことをおススメします。また、老人は高齢のために体の機能も低下してきますし、疲れやすく忘れっぽくなるという“通常の”老化症状と間違えやすいので、素人判断で「自分はうつだ」と決め付けないことが大切ですね。

老人性うつを予防するには

老人性うつは、自分自身で、また家族がちょっとした工夫をするだけで、ある程度は予防することができます。大自然と触れ合う時間は老人性うつの予防にも治療にもとても効果的ですが、なかなか大自然と毎日触れ合う機会を持つのも狭くゴミゴミした住宅事情では難しいので、家庭で盆栽をしたりガーデニングをしたり、ベランダ菜園を作ってみたり、そういったゆっくりした時間の流れを満喫できる時間を作ることが、老人性うつを予防するにはとても良いようです。

そういえば私の祖父の家にも、庭に盆栽が溢れかえっているので、もしかしたら老人性うつの予防策なのかもしれませんね。もうすぐ敬老の日なので、大好きな祖父に新しい盆栽を贈ろうと思います。

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