視力矯正の方法、レーザー治療について

視力矯正の方法と言えば、コンタクトや眼鏡が代表的ですが、その他にも、寝ている間にコンタクトレンズを装着して、翌朝から寝るまで裸眼で生活ができるオルソケラトロジーやオサートと呼ばれる回復方法、レーザーによる視力矯正・手術があります。コンタクトや眼鏡は通常生活で必ず装着しなければいけなく、面倒だという声が聞かれます。オルソケラトロジーやオサートといった視力回復方法も、寝ている間必ず装着しなければ翌日効果はなく、毎日の継続する必要があり大変です。そこで、ご紹介したいのがレーザー治療・手術です。レーザー治療には、レーシックと呼ばれる話題のレーザー手術などがあり、スポーツ選手などこの治療を受けている方が多いようです。アメリカでは、約150万人以上がレーシックによるレーザー治療を施術し、裸眼での生活を送っているようです。日本では、まだまだ認知度は低いようですが、昨年度で約3万5千人が施術しているようです。

レーシックによる手術の手順を簡単に言えば、角膜表面を薄く削り、マイクロケラト−ムという器具で蓋(フラップ)を作成します。蓋の端だけを付着部として残し、その他の蓋の部分をめくり角膜の実質層にエキシマレーザーを照射して削り、先程めくった蓋を戻します。戻した蓋は自然に接着します。近視の方をはじめ、乱視・遠視を矯正する方法として、眼科で利用される視力矯正の手術です。また、レーザー治療には、レーシックの他にも、“ピー・アール・ケー”(レーシックのように角膜表面をめくらず、直接レーザーを照射する方法)や“ラセック”(角膜表面の薄い層のみを剥いでから、レーザーを照射する方法)などがあります。

正しい情報や専門病院選びを

このように、眼鏡やコンタクトレンズの必要のない視力矯正の方法・治療が開発され、施術されています。しかし、レーシックなどのレーザー治療は、人間の手によって行われる手術です。手術を行う年齢や矯正の度合いによってレーザー治療を行えない場合もあるので、正しい情報や専門病院選びなどを情報を得て、レーザー治療を選ぶ必要があります。他にも、適応検査の結果や体質・体調により受けられない場合もあるので、眼科医とのカウンセリングが重要となります。

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