開咬の治療について

歯を閉じたときに前歯部分がかみあわさずに舌が見える症状を開咬(かいこう)と呼びます。子供の頃の指しゃぶりや哺乳瓶などが開咬のもともとの原因である場合が多いのですが、アゴや歯が成長する時期に正しい成長ができないこともあり、大人になってからの開咬の治療は時間も費用も、そして労力もかかるのでとても大変です。

開咬は、奥歯はかみ合わさっているのに前歯同士がくっつかない、という特徴があり、普段から食べ物の噛み方などでクセがついているケースも多くあります。

 不正歯列である開咬の治療は、歯列を矯正する矯正歯科治療の中でもとても難しい治療なので、上あごと下あごに強制装置を固定して治療を行います。歯列矯正も同時に行うことが出来る場合もありますし、歯列矯正はアゴの矯正が済んでから、というケースもあるので、矯正歯科のドクターと相談することが大切です。

開咬は手術で治る?

開咬の治療には数年間は最低でもかかりますから、もっと早く治療できる方法はないのか???と短期間での治療を望む方も多いですよね。アゴの矯正程度では完治しないような場合、また短期間で治療したい場合には、手術によってある程度の矯正を行うことも可能ですが、アゴを切断してインプラントを入れたりの複雑な手術になるため、入院期間が1ヶ月以上にもおよび、仕事などに影響する場合もあるのであらかじめ注意が必要です。また、手術を一度すれば全治というわけではなく、手術の跡にアゴの角度がしっかりと矯正されたら、次はかみ合わせや歯列をあわせるための術後矯正を行うことになるので、やはり手術をしても時間がかかることには変わりありません。

アゴを切断する大手術ですが、開咬の程度と症状によっては健康保険が適用されない場合もあります。先天性の開咬の場合には問題なく保険適用対象になりますが、そうでない場合には、自分のケースが保険適用に該当するかどうかをチェックしてみてください。保険が適用される場合でも、自己負担額は30万円〜50万円程度になるので、保険適用されない場合には、かかる治療費はその数倍。それでも開咬の治療によって消化器官の機能改善や顔の形なども改善されるので、開咬の方はぜひ検討するべきオプションではないでしょうか?

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