訪問看護の医療保険について

自宅でお年寄りを介護する場合には、訪問看護サービスを受ける家庭が多いのですが、訪問看護サービスでは介護が必要な度合いや看護内容によっては医療保険対象の医療行為です。医療保険を持っている方が週に一度の訪問看護を受けた場合、利用料金の自己負担額は、医療保険適用後で毎月2千円〜4千円程度と、とても少ない自己負担でプロの訪問看護を受け取ることができるのは、お年寄りにとってはとても便利なサービスでもあります。病院などの医療機関から訪問看護を受ける場合のほうが、訪問看護ステーションから訪問看護を受ける場合に比べて利用料金が安いことが特徴です。

訪問看護にはどんな看護があるの?

訪問看護は看護師が家庭を訪問して看護サービスを行うシステムですが、大人一人ではどうしても大変な入浴の介護や、食事の介護、排泄の介護などの身の回りの介護から、健康状態をチェックして変わりはないか、体調に異変がないか、など検査などをしてくれます。また、リハビリが必要なお年寄りにはリハビリの指導や介護など、家族とともにお年寄りの介護を支えてくれる訪問看護のおかげで、体が不自由になったお年寄りでも家庭で家族が力を合わせながら介護することの負担が少なくなりました。

介護保険の導入と問題

介護保険が導入されたことで、訪問看護の自己負担額の計算が、介護保険や医療保険などと複雑に絡み合って、専門的な知識がない私達にとってはもちろん、現場でも訪問看護利用料の自己負担額の算出が難しくなってしまいました。介護保険では、国から要介護認定を受けているか受けていないかによって自己負担額が変わったり、介護保険が導入される前までは医療保険でしっかりとカバーされていたお年寄りたちが、介護保険ではカバーされずに利用料金の自己負担額が大幅にアップ、訪問看護を受けたくても受けることができないというケースも多いのです。

 これからますます社会が高齢化していく中で、プロである医療現場の人達をも混乱させてしまう介護保険システムは、自宅でお年寄りを介護しながら訪問看護のサポートを受けていた家族、また一人暮らしのお年寄りにとっては、経済的な負担だけでなく精神的な負担にもなっていくのではないか、とても心配です。

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