the Automatics『Quietude!』CDレビュー

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見た目にやぁ、まったくパッとしないこのバンド。それはきっとウラアツシ氏(BASS、VOCALS)による影響が大きいと思えるのだが。あなどるなかれ、聴けばすぐにこのバンドの良さがこのアルバム『Quietude!』によって理解できることだろう。

 ’97年に発売された1stアルバム『BATTLE FEVER(AT)』から約5年。筆者は熱狂的なファンではないのでてっきりこのバンドは活動停止か、解散でもしてたのではないのか思っていた。実際Voのヨシノモモコは他でも活動していたみたいだし。あれだけ、よくクラブで流れていたのに最近さっぱり聴かないなぁと思っていた矢先の2ndアルバムの発売。たまたま発売日当日に発見しただけなのに、しかも財布にゃたいした余裕もないくせに速攻で買ってしまった。

 帰ってすぐに封を切り、ケースを開ければ5年経過しても相変わらずイケテないウラ氏が筆者を出迎えてくれた。ちょっと笑みをこぼしながらも、すぐに聴くことにする。

 このthe Automaticsというバンド、ジャンルとしてはギターポップなのでいささか曲のパンチ力には欠ける所があるといえばあるのだが、とにかくこのアルバム『Quietude!』は聴きやすい。女の子に聴かせれば、大抵「コレなんていう人?」という感じで興味を示すはずだ。とにかく女の子受けがイイ。

歌っている言語は英語なので、大抵の日本人にはリアルタイムで歌詞に込めている思いを理解するのには困難だが、この詞はバンドで紅一点のヨシノモモコ氏が書いているだけあって、歌詞カードを眺めさせてみれば、この点でも女の子には感銘を受け易いものとなっていると思える。部屋に好きな女の子を呼んだときにコレをかければ、ひとつ話題が増えること間違いなし。ドライブ中にサラっとかければ車内は爽やかになごみまくりといった感じのソースがぎっしり詰まった仕上がりとなっている。

 内容としては、11曲、全32分と短めな感じがあるが、何度でも繰り返し聴けるほど邪魔さや飽きがない。事実、筆者の知り合いは休みの日に一日中かけて過ごしたというエピソードを作ったぐらいだ。

’98にマキシとして収録された2曲目、5曲目も含め、オススメな曲が目白押し、というより全部イイといった感じなのだが、あえて筆者的にオススメを挙げるとすると、6曲目の『Good Night My Sweet Heart』、8曲目の『I'm A lovebird』などがイイ。これらだけを繰り返し聴いて浸るも良し、最後に収録されている、グリーン・グリーンの英語バージョンで小学校時代の思い出をふと思い返すも良しといった作品となっている。

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