J-ROCK ア行【頭文字え】掲載アーティスト

AIR/ARB/エイズ/エクスアンス/江口洋介/エコーズ/Ebi/F-BLOOD/E.M.U/M-AGE/mcAT/ L-R /LLブラザーズ/エレファントカシマシ/ends(遠藤遼一) /遠藤ミチロウ

 

★AIR プロフィール
車谷浩司のソロプロジェクト。元ビートパンクバンドのバクに在籍して人気を集め、その後スパイラル・ライフを結成し1996 年当時人気絶頂だったが突然の活動休止を宣言! その後スタートさせたのがAIR です。ミクスチャー、ラップ、ポップス、ジャズ、ハードコアなどどん欲に取り入れた車谷浩司の音楽活動集大成といったところですね。

 

★ARB プロフィール
1980 年代「WORK SONG」という労働歌でロックファンから絶大な人気を誇った石橋凌率いるARB!! 1990 年一度解散しましたが1998 年に復活、今でも根強すぎる人気を誇っているカリスマ・バンドです。聴くだけで自己啓発、力とエネルギーを与えてくれるんだよね。また何かとても大切な事を気付かせてもくれますよ。ロックはやっぱさ、反体制の精神が基本だよね。それが夢さえ見ることも許されないこの歪んだ社会システムに惑わされず、自分らしく生きるための俺達の手段だと思うよ♪

 

★AIDS プロフィール
あのクレイジーSKB 率いるゲテモノパンクレーベル「殺害塩化ビニール」出身! ライブももうメッチャクチャ!! 花火にマヨネーズに汚物に闇鍋の残り汁のような液体をステージ上からブチまけて、それはそれはオドロオドロしい状態に! ボーカル・キャロラインの火傷覚悟の花火自虐パフォーマンスもちょっとマネできないシロモノですぜ。これをキ●ガイと呼ばなくて何と呼ぶ!!(笑) ライブハウス出入り禁止が続出するのは当たり前!!
90年代前半全国各地で暴れまくったエイズですが、ドラムのHIROSHI が脱退(CASCADE 結成へ)し失速してしまいました。しかしその後しばらく小休止して、新メンバーに元ビデオスターリンのSHOKO が加入!! 再び勢いを取り戻したかに見えたが・・・いつのまにかシーンから消えてしまいましたね。ちなみにその後ベースのモンチッチは、あのハウス加賀屋と密売KGY ダビッドソンというバンドを結成してCD も発売しておりましたよ。

 

★エクスアンス・プロフィール
ソロとしても活躍し元DEEP のヴォーカリストとしても活躍した鈴木晃司が、1990年前後に在籍したバンドです。初期ヴィジュアル系の大人気バンドです。エクスアンスというバンドは80 年代半ばから元々あったバンドだったんですが、鈴木晃司加入後に人気が一気に急上昇、インディーズシーンの大人気バンドに成長しました。
音楽的には妖しく美しい耽美的なデカダンスっていう感じです。ルックスも同じく、もろそれ風でしたよ。当時のバクチク人気もあり、ビジュアル&ルックス的にもカッコイイ、エクスアンスにも人気に火がついたっていう感じでしょう。もちろん音楽的にも非常にしっかりしたものをやっていて、エクスアンス独自の世界を表現していますよ。歌も演奏もうまいです!! スロー、ミディアムテンポの曲が中心ですが、その『闇の世界』を持つ音楽をしっかり聴かせてくれますよ〜。売れた売れない、メジャーインディーズは別としていいものはいいです。個人的にも評価の高いバンドです。

 

★江口洋介プロフィール
90年代はトレンディードラマ、現在はベテラン俳優として大人気を誇る江口洋介ですが、1988 年にアルバム『READY TO GO NINETEEN-TWENTY』にて歌手デビューをしています。作詞作曲をこなすミュージシャンとしても実力を大発揮していますね。シングル「愛は愛で」の大ヒットなど、俳優人気以上に歌手としての人気も凄いです!!

 

★エコーズ・プロフィール
エコーズとは小説家として芥川賞まで取った“永遠の少年”辻仁成さんが率いた心を熱くさせるロックバンドです。ドラマの主題歌として名曲「ZOO」が時を超え復活しまし
たが、主に活動していた時期は80 年代です。ヴォーカリスト仁成の放つメッセージソングを聴くと、いつもまるで心の鐘を打ならされたような感覚になりますね。弱気になった時、腐りかけた時、当時10 代のガキだったオレは、彼の歌にもの凄く助けられました。今聴いてもポジティブで前向きな言葉の数々によって身体が震え出しますよ。。。

 

夢に向かい走り続け例えボロボロになって朽ち果てようとも、アスファルトを叩きながらもっと強く自分を信じ生きろと叫べば、消えかかった情熱の炎は必ず再び燃え上がってくるということをECHOES に教えられたような気がします。そしてECHOES の歌には人間としての『凄く大切な事』が詰まっていますよね。社会のことがだんだん分かりはじめる十代の子が聴くと、尚一層そう思うんじゃないかな。『疑問符』が生まれるんですよね。何かが違う、何かが間違っている、そうこの社会が見えた時も迷わずエコーズを聴いて欲しいよ。きっと君の心の助けになってくれると思うからさ。

 

★Ebi プロフィール
元ユニコーンのベーシストとして大活躍したエビこと堀内一史。バンド解散後1995 年シングル「Love the World」でソロデビュー!! イマジネーション溢れる素敵な音楽を奏でていますよ。また1997 年からは石橋凌率いるARB のベーシストとして活躍しましたね。Ebi が奏でるやさしいメロディーにぜひ触れてみてください。。。

 

★F-BLOOD プロフィール
元チェッカーズの藤井フミヤと藤井尚之のスペシャル兄弟ユニット! 結成の経緯は1992 年チャッカーズ解散後の1995 年福岡マリンメッセにて行われた藤井兄弟のジョイントライブがきっかけでしたね。チャッカーズ解散後「初」の兄弟顔合わせということで物凄い盛り上がりようでした。やっぱチェッカーズ、地元福岡での人気はスゴイ!! で、それがきっかけとなり1997 年正式に「F-BLOOD」をスタートさせたわけです。1998年長野オリンピック・テーマソング「SHOOTING STAR」を筆頭にヒット曲を多数ブッ放しています。
アメリカの広大な大地に突っ立って、地平線を見渡してみれば、どこまでも行けそうな気分になった、そして僕は自由を掴み取るため走り出した・・・「F-BLOOD」聴いてるとこんな気持ちになるよ。さ、つまらない日常から抜け出し、明日へ向って走りだそう! そこにはきっと君だけの「夢」が待ってるよ!

 

★E.M.U プロフィール
緑川光,置鮎龍太朗,石川英郎,林延年,阪口大助という人気声優5 人により結成されたグループがこのE.M.U.です。その人気はほとんどアイドル化していましたが、さすが声優だけあって5 人のハーモニーや歌の上手さにはピカイチ!! 『声』のプロフェッショナルです。

 

★M-AGE プロフィール
1992 年にデビューし1994 年に解散した初期デジタルロックバンドM-age!! 彼らの日本音楽シーン登場は早すぎた感があるが、前衛的であり先進的なテクノとロックを融合させたダンスミュージックは、21 世紀である今現在聴いても光り輝く物がありますね。M-age が現れた90 年代前半というのは、まだこのシーンはぜんぜん成熟しきってなかったですからね〜。ブレインドライブらと共に異彩を放ってましたよ。和製ジーザス・ジョーンズといった感じ、超カッコイイです!!
M-age 解散後は、ベース梶原は元CUTEMEN&元電気グルーヴのCMJK と「コンフュージョン」というこれまたデジポップなユニットを結成し人気を集めました。ギターのミヨケン&ドラム岡崎は「Guniw Tools」のサポートで活躍。ドラム岡崎はバクチクのリズム・プログラマーとしても活躍しましたね。そしてボーカル・koichiro は「undo」というユニットを解散後に結成しました。

 

★mcAT プロフィール
90 年代半ば爆発的人気でしたね〜、あの人は今・・・いや違った(笑)、懐かしのラップ系アーティスト! 1993 年発売のデビュー曲「ボンバ・ヘッド」がいきなりヒットチャートを駆け上がり大ブレイクを果たしました。ヒップホップとまでは行かないけど、何て言うのかな・・・限りなくJ-POP に近いラップミュージックかな。久保田利伸系も入ってるね、とにかく聴きやすいです、気持ちいいです♪

 

★L-R プロフィール
1991 年ミニアルバム「L」でデビューを果たし、1997 年の活動休止まで数々のヒット曲を飛ばしたポップロックバンドです。1994 年にポッキーのCM 曲となった「Hello, It's Me」がヒットし人気に火が付き初め、その後1995 年ドラマ『僕らに愛を』の主題歌となった「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」がヒットチャート一位を獲得し大ブレイク!! 次のシングル「BYE」もヒットさせ1996 年には日本武道館ライブも実現させました。メンバーは黒沢健一(ボーカル&ギター)、黒沢秀樹(ギター&ボーカル)、木下裕晴(ベース)、嶺川貴子(キーボード)の4 人。嶺川貴子は後に脱退。因みに全作品を四人囃子の岡井大二がプロデュースし、良質な作品に仕上げていますよ!

 

★LL ブラザーズ・プロフィール
LL ブラザーズとは「元気が出るテレビ」の超人気コーナー「ダンス甲子園」で脚光を浴び一躍スターダムにのし上がったダンスユニット兄弟です。ダンスのキレは当時から一級品! メジャーデビューを果たし大ブレイクしましたね。

 

★エレファントカシマシ・プロフィール
昔の文学青年っぽい風貌、圧倒的存在感を放出させるキャラ、炸裂する説教的文学観溢れる攻撃的な歌詞と、超純情的な自己内面を無防備に歌い上げる現代に現れた野武士(←まさにそんな感じ)・宮本浩次率いるエレファント・カシマシ!! このパワフルな存在感、一度スイッチ押したらもう誰にも止められないでしょう! ライブステージでは完全にイッちゃってます!
エレカシは1981 年に中学の同級生で結成され、1988 年アルバム「エレファントカシマシ」でメジャーデビューを飾ったわけですが、当初からカリスマ性溢れたイッちゃっ
てるライブパフォーマンスで人気を呼んでいました。当時、日本武道館で行われた「客電」つきライブも話題を呼びましたね。確か「客電ついてて、オマエらノレるのか〜!!」といったコンセプトだったかな(笑) 限りなく「嫌がらせ」に近いようなライブですが、そのメチャクチャでパワフルなやることなすことが彼らの人気の魅力だったと思います。観客に説教を垂れたりなんかしてましたからね〜。
しかし熱狂的で根強いファンがついてたエレカシですが、セールス的にはかなり苦戦しレコード会社との契約は打ち切り。。。 そこまでがまぁ前期エレカシといったところでしょうか。で、普通のバンドならそこで即刻解散となるのですが、その後コツコツと自分達だけでライブハウスでの活動を続け、1996 年にレコード会社を移籍し再デビュー!!
そしてシングル「悲しみの果て」が爆発ヒット、翌年リリースの「今宵の月のように」が大爆発ヒットの70 万枚超セールスを記録!! 前レコード会社に対し痛快なリベンジを果たしましたw メンバーのみなさん嬉しかったでしょうね〜、リストラ先の会社を「実力」でねじ伏せたのですから。「ざまあ見ろ、ガッハッハッハハ〜!!」といった豪快な宮本浩次の笑い声が聞こえてきそうですよ。
復活エレカシはPOP 性を前面に出し、心に響くメロディーと心打たれる歌詞で大人気を呼んだのですが、荒削りで豪快に叩きつけるようなロックサウンドはいまだ健在です! 前期よりも凄くなってるかな。もちろん宮本浩次のメチャクチャなキャラも以前と全く変わらぬまま。まさに「バカ」に付ける薬はないんです。直らないんですw

 

★ends(遠藤遼一)プロフィール
デペッシュ・モードを彷彿とさせる日本デジタル"ボディ"ダンスミュージック界で偉大な爪痕を残したソフト・バレエ!! 復活もしましたが89 年より6 年間活動し解散、その後にヴォーカリストであった遠藤遼一が開始したのがこのソロワーク『ends』です。遠藤遼一はソフバ時代と変わらぬシビれる低音ボイスで、ライブ空間を思いつきりバイブさせていますぜ。音楽・サウンド的にも通受けするようなスッゲーかっこいいものやってますよ。独特の異世界観を持った原始的なグループをブッ放しています!!
分かりやすく言えば60 年代にハヤったドアーズを筆頭とする「サイケデリック・サウンド」を、近代的感覚を注いで昇華させた『音』と言えるかな。なんか分かりやすいような、分かりにくいような・・・(苦笑)
とにかくソフト・バレエ時代からの遠藤遼一が持つ『哲学性』が、このソロワークends でも内包していますよ。知的感覚が溢れた大都会の民族音楽・・・うん、これだね!全身全霊で叫ぶ和製ジム・モリソン・遠藤遼一の音楽世界!! 洋楽ファンも絶対納得のいく音だよ!

 

★遠藤ミチロウ・プロフィール
日本のパンク史に残るバンドであったスターリンのヴォーカリスト。スターリン解散後の1986 年にソロに転向。転向後は「サイケデリック」路線になり、音はかなり変貌を遂げて新サウンドで勝負してきました。彼の内なる狂気をいい意味で昇華してますね。スターリンで社会に毒づき凶暴性の極限をきわめ、直後のソロでとうとう頭が完全にイッちゃったな・・・という感じw その後1987 年ビデオスターリン名義でスターリン復活、1988 年には正式にスターリン復活、1992 年からはフォーク路線になりギター一本で全国を回ってました。