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マーティン・サバスの最高傑作！
サバスは大変歴史のあるバンドで、それぞれの時期にそれぞれの熱狂的ファンがいて当然だが、私は特にこのトニー・マーティンが在籍した時代の作品が一番好きだ。理由は・・・サバスらしからぬ理由かもしれないが、楽曲、演奏が安定しており、年寄りの私にも、聴きやすいからだ。本作は、サバスらしくないことだが、全体の構成、楽曲の緩急がすばらしく、じっくりと聴き入ってしまう。さすが百戦錬磨のつわものどもが参加しているだけあって、実に聴かせるツボを心得ているのである。これといってつまらぬ曲がない。コージー、マレイ、マーティン、アイオミの阿吽のチームスピリットが生んだ稀代の傑作だろう。

トニーアイオミが作りたかったのはこのアルバムだと思う。
サバスといえばドロドロと勘違いしている人が多いが、オジーのボーカルとギーザーのベースとデビューアルバムがドロドロしているだけで、大半の曲は様式美的な起承転結を持つものが多い。「血の安息日」だってボーカルが違えばこのアルバムに入っていたって決しておかしくはない。イメージに翻弄されたのがサバスの悲劇と言ってもいい。
アイオミはヘブン＆ヘル同様、様式美的サウンドの方が彼の本質なんだと思う。
このアルバムはまさに三頭政治時代のレインボーだもの。リッチーが作ってもおかしくないほどの。決してＬＡメタルなんかではありません。思いっきりブリティッシュです。
サバス名義でなければもっと評価されたけどサバス名義じゃなければレコード会社は出してくれないでしょう。ひそかな名盤。


コージーの最高傑作
オジーやディオ時代とは違うがサバスらしさはちゃんと残っている素晴らしい作品。
トニーのボーカルも良いがなによりコージーらしいメロディアスなドラムが作品を一層ドラマチックにしている。本当にコージーのドラムは素晴らしい!

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