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じわりとくる陰鬱さ
プロデュースがBLACK SABBATHや初期BUDGIEでおなじみのロジャー・ベインというだけあって、じわじわくる陰鬱でヘヴィな音像に圧倒されます。この後の『華美』JUDASとも『鋼鉄』JUDASとも、『逆鱗』JUDASとも違ったスタイルは、一般のファンの方には好まれないかもしれません。ですが、３枚目の『背信の門』からオン・タイムで聴いてきたワタシには、これがもっともよく聴いたアルバムなのです。素っ頓狂で違和感満載のオープニングOne for the RoadとRocka Rolla。アナログA面のラストをかざったすゞやかで忌まわしい組曲 Winter/Deep Freeze/Winter Retreat/Cheater。B面トップの狂騒的なNever Satisfied。そして、奈落の夢幻に遊ぶ愉悦をもたらしてくれる長尺２連発、 Run of the MillとDying to Meet You。ラストの短いインストCaviar and Methsまで、どの曲も大好きです。

へヴィーでロックしてる
ジャケ見て『どうかなあ』みたいになるのは分かるけど、ブルー・オイスター・カルトとかに使われた元々のトリップ感を表現した『Heavy Metal』を体現していて大好き。ジミヘンがやったギターでのインストっぽいのとかは下地が見えて面白い。へヴィー・ブルースっていうのかな。次のアルバムとかが好きだったらおすすめ。spookey tooth、leaf houndといった70年代へヴィー・ロックの名盤。

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