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はかなく切なく物悲しいメロディ
BLACK SABBATHの1970年代の代表作と比較すると、OZZY OSBOURNEのソロに近い世界観が形成されていると言える。Ozzy Osbourne独自の価値観が既に形成されていたのではなかろうか。Tonny Iommiの意外に器用なギターも印象的である。もともとBLACK SABBATHはイメージとは裏腹にメロディアスなヘヴィ・メタルであったのは周知の通りであるが、本作ではストリングスやキーボードも導入され、メロディもはかなく切なく物悲しい。なお、③のヴォーカルはBill Wardによる。

80年代へのヒントがうかがえる。
「オジー時代ならこれ」という私、間違ってますか？ファンに怒られるかも知れないが、遅いリズムが苦手の私はサードとかは聞いてて寝てしまう。でもこのアルバムはかっちりした曲とキーボードの多彩なアレンジで飽きずに聞ける。
「バックス・トリート・キッズ」の中盤の大胆な展開はいかにもサバス！展開の裏にジャズの背景が伺える「ユー・ウォント・チェンジ・ミー」や、トニー・アイオミのギターソロが素晴らしい「ジプシーの誘惑」といった泣きの名曲も収録。アイオミのギターはソロだけではなく、ジャキジャキとメタリックなリフを刻み、当時としてはかなりモダンで、それが一番私を惹きつける。サバスにしては異色の軽快なR&R曲「ロックンロール・ドクター」も好き。「へヴン＆ヘル」やオジーの!ソロにつながる方向性!を見出したという点でも重要なのでは？
なお「オリジナル・メンバーでの最後のアルバム」とあるが、新ヴォーカルのデイヴ・ウォーカーはすぐに脱退し、次の「ネバーセイダイ！」ではオジーが戻ってきている（その後オジーはもう一度脱退、ディオが入ったのはご存知の通り）。

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