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皆、守護神伝という名にこだわり過ぎ!
過去がどうのとか、守護神伝がどうのとか、そんな事はどうでもいい。
その重いタイトルにこだわりすぎて、素直にこの名盤を楽しめない人がいるとしたら、それは気の毒だと思う。
10分以上の曲を含め、二枚組の大作だが冗長に感じる事なく、デリス時代のハロウィンらしい憂いのあるメロディーの佳曲がズラリと隙がなく並ぶ。
曲ごとに解説を入れる必要はなく、どの曲にも耳を惹くフックがあり、曲順も練られており、常に聴き手を飽きさせない。
…と、今更ながらベタ誉めしてしまったが、実は現在の新作「ギャンブリング・ウィズ・ザ・デヴィル」を聴いた後の感想である。
ギャンブリング?も最高傑作だと思ったが、改めて過去の作品を聴き直した時に、自分は当作「守護神伝‐新章‐」を過少評価していた事に気付き、このレヴューを投稿する気になったのである。
私自身も最近まではキスクの時代を常に意識してこのバンドに接してきた。
しかし、既にデリス時代の方が圧倒的に長い訳だし、ヴァイカートとグロスコフの旧然とした、楽しくスピーディーなハロウィンサウンドと、デリスの持ち込んだセンチメンタルなメロディー、そしてその他のメンバーの新要素、この掛け合わせこそが、デリス加入後のハロウィンのスタンダードなのである!
過去に捕らわれるのはもう止めにしないか!?
私は作品を重ねるごとに完成度を高めるハロウィンのアルバムを素直に楽しみたいと思う。

守護神伝の呪縛を解き放った１枚
「守護神伝」という余りに重いタイトルを付けられた本作、
多くのファン同様、過去作のクオリティを期待すると肩すかしを食うことと思います。
去りながらそれは単純にクオリティの面での話ではなく、アルバムのベクトルが違うということです。

名盤の誉れ高い「守護神伝」の名を冠した作品を世に出せば必ず
「過去作の方が良かった。」「期待外れだった」
という類いの批判が来るのはメンバー自身も分かっていたことでしょう。
敢えて続編ではなく「新章」という形を取った所にメンバーの
「過去の栄光」には捕われない決意が表れていると思います。

実際作品の質は高く、バンドが上手く機能していることが直ぐに分かります。
メロスピ・メロパワ・プログレ等「俺たちはこんなことも出来るんだぜ？」と言わんばかりのバラエティ感。
それでいて明確なコンセプトに基づいた統一感も感じらる仕上がりになっています。
このバンドの実力の高さは相当なモノです。やはりメンバー全員が作曲出来るというのが大きいですよね（ '∀｀ ）

自分もアルバムを聴くまでは「守護神伝」の呪縛に捕われていて、
このバンドの真価を見誤っていた様に感じています。
やはり本作はマイケル・キスク時代が好きなファンにこそ聴いて頂きたい１枚です。
勿論アンディ・デリス時代からのファンにもオススメですよ！（ '∀｀ ）

何を訴えてるのか・・・
さっぱりわかりませんでした。
Keeper of the seven keysと題したということの意味をもっと大切にして欲しかったです。
正直、Masterplanの方が、Helloweenぽいサウンドだと思います。
確かに、新しいものを次々と出していくことは難しいですが、そのためのメンバー変更ではないでしょうか？
Helloweenは普通ではだめなんです。

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