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パンチに欠ける
パンチに欠ける、その一言に尽きます。
だいたいエアロのアルバムには「なんじゃこりゃ?！！！」とひっくり返りそうになる曲が一枚のアルバムに一曲はあるものですがこのアルバムはゼロ。酷いわけじゃなく佳作揃いという感じ。９曲の中に２曲もカバーがある時点でダメですね。しかもその２曲がアルバムの中で光ってしまっているので余計そう感じます。
個人的には6のブルースっぽい感じが大好き。スティーブンのシャウトもはまっている。
個人的にはエアロの中では光らないアルバムです。
私のような狂信的エアロスミスファンは持っているべきだとは思いますが・・・


比類なき名盤のひとつ。
AEROSMITH は「ファン」ってわけじゃなく、むしろラジオなんかでたまに聴く曲には「嫌い」なのも多い。ただ、頭の中にはずっと、もう四半世紀以上も前に聴いた Night in the Ruts のイメージが回ってた。

Night in the Ruts は、私の頭の中では「比類なき名盤」のひとつ。NO SURPRIZE ? CHIQUITA ? REMEMBER (WALKING IN THE SAND) に言いようのない迫力を感じて、そしてそこから CHEESE CAKE で「ロックらしさ」なんか思い知らされる。Coney Island Fish Boy ってのはなんかタイトルも美しくて想像力がたくましくなる。

THINK ABOUT IT で「もう勘弁してくれ」という気持ちにさせられたところでとどめが MIA。

なぜ低い評価があるのか、理解できない。

世間の評価は何故にここまで低いのか
バンドの黄金期を支え、バンドと共に歩んだジャック・ダグラスから代わって新たにゲイリー・ライオンズを迎え入れ制作されたアルバム。
1.の“ノー・サプライズ”は3rdの“闇夜のヘヴィロック”、4thの“バック・イン・ザ・サドル”、5thの“ドロー・ザ・ライン”といった過去3作品の1曲目と較べると若干パンチ力に欠けている面もあるが、エアロ流を示したナンバー。ホーンを全面に押し出した2.“チキータ”、曲のダークな雰囲気やよく練られた構成が5th収録の大作、“キングズ・アンド・クイーンズ”を彷彿とさせる3“リメンバー(ウォーキング・イン・ザ・サンド)”.、一晩寝かせたような独特の味わいを出している4.“チーズケーキ”などアルバムの低評価とは裏腹にクオリティの高い曲が揃っている。特に4.は彼らのルーツミュージックであるブルースを巧く消化し、独自のバンドサウンドを作り上げることに成功している隠れた名曲。9.“ミア”はスティーヴンの愛娘のミアに捧げる叙情的なバラード。スティーヴンにしては珍しくしっとりと唄い上げている。
全体的にブルース色が強いのは前作“ドロー・ザ・ライン”以降、迷走を続けていた彼らが出口を目指し原点回帰を図ったアルバムのようにも映る。(後に彼らは奇跡的に地獄から這い上がってくる) 今まで以上にエアロスミスらしさが感じられないのには少々戸惑ったが、世間一般で言われるほどの駄作ではないと確信している。
それにしてもだが、本作ジャケットがアルバム中のどの収録曲よりも“らしさ”が出ているというのは何とも皮肉な話である。

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