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こりゃ掘り出し物だわ！
本２作目をもって日本デビューとなるのが、フィンランドの５人組正統派ヘヴィ・メタルバンド、MANITOU。

高品質ながらも、個人的にはイマイチ好みじゃないSPIRITUAL　BEASTからの発売ということもあって敬遠していたのだが、プロデューサーにヤンネ・サクサ（ゲストVo：CARDIANT）の名があったのと、たまたま新古品が安かったのでゲット。

何の気なしにとりあえず聴いてみたらなんのなんの、その質の高さと音の本気っぷりに思わず最後まで聴き込んじまったい^_^;

決してフィンランドという国柄で想像しがちなドコドコ疾走するタイプではなく、キラキラなワケでもない、あくまでメタル然とした重厚なリフを叙情的なメロディとタイトな演奏でもって印象的に聴かせる本格派で、雰囲気的には、同郷のTWILIGHTNINGからKeyと洒落っ気を抜いてパワフルさを加味したかのようなスタイルと言えば判っていただけるだろうか？
時に顔を出すプログレッシヴなアレンジからは、キャリアに似合わぬ懐の深さを感じさせる点もTWILIGHTNINGに通じる部分がある。

総じて歌唱・演奏ともに安定しており、その点ではやや地味な印象を受けるが、流麗でコンパクトにまとめつつも印象的なフレーズを奏でるツインギターが曲のハイライトを形成するという、メタルの醍醐味をこの時点で体現しているのが他の同系バンドとは一線を画していると感じる。
路線こそ違えど、印象的なギター・フレーズ＆ややプログレッシヴな展開という意味ではNEVERMOREを連想したりもした。

コリャいいバンドだわ(^｡^)
次作もチェックせねば！！

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