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あれ？
なんかレコード会社が力入れて（そりゃそうですよね。商品ですから）色々なバージョン（エディション？）を乱発しましたが、その努力が無駄だと思えるほど駄作ですね。音質悪い（最近のスレイヤーの新作もそうですが、今の流行の音作りなんですかね？）。突出したリフもない。こんなの買うんだったら、無難に1st?3rdをおすすめします。リック・ルービンも名前負け。唯一良かった点はカークのソロが聴けたことですかね。ともあれ、即中古屋に売り払いました。SUICIDAL TENDENCIES時代から好きだったトゥルジロのプレイを楽しみにしていたのですが、彼の持ち味全然出てないですし、そもそも低音がぜんぜん聴こえてこない。ま、ジェイムズとラーズの「契約辻褄合わせ用アルバム」と考えればいいんですかね。ともあれ、残念だらけのアルバムです。リアルタイムで1stからのファンでしたけど、もう新作は買わないし、聴きません。

泣ける
初期はもちろんのこと、Justice?Load?St.Angerも好きな者ですが、このアルバムはひどい。
彼らの持ち味であり、メタル特有の静から動へのダイナミクスが全然ありません。
センスのないリフが無駄に反復され、とってつけたようなハモリパート。
悪い意味で涙が出ます。

Kerrang企画のアイアンメイデントリビュートでも
「Remember Tomorrow」をセンス悪くカヴァーしていて悪い予感がしていましたが、
その延長線上にあるようなダサい曲ばかりです。

プロデューサーをとってみても、リックルービンのここ数年手がけたアルバムの中でワーストだと思います。
とにかくメタリカと性質が合っていない。
ギターの、ドラムのサウンドが軽く、声量が衰えた(？)ジェイムズのボーカルがダメ押し。
16分のリフすら弾けてないし…。叙情的に仕上げた曲もむなしく、滑稽に鳴るばかりです。

これが初メタリカでしたが
当方これが初めてのメタリカでしたから、過去の作品に比べていいやら悪いやら全くその辺にはついていけないし、プレイヤーでもないからカークさんとラーズさんの技術的な拙さもさっぱり分からんのです。


しかしだ。稚拙なプレイに甘んじている人がいるという話を聞いたところで、好きは好きなんですよね。一先ず聴いた時からその印象は変わらん。技術こそが音楽の評価だっつうのならドリームシアターにすれば手っ取り早い。(いやドリームシアターもすごく好きだけどさ)。でもそういうのじゃない、なんか、すごく、這い上がろうとするような、馬上の将が野戦の土に降りて自ら地べたを伐り進もうとするような、こういうの何て言うんだろう、何せ、ついて行きたくなるような背中が見えたんだよね。


皆様のこのアルバムの評価がどうあれ、少なくとも当作品から影響を受けて過去の作品を漁っているヤツがいるっていう事は、メタリカの勝ちと言えなくもない……んじゃないかな。

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