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メタルクラシック
HMの歴史を追うならば買わなければならない1枚かと。DREAM THEATERも大阪公演のアンコールでこのアルバムを全曲コピー(かなり原曲に忠実だったのであえてカバーといわない)してました。ただ、90年代以降のHMを好んでいる人には、受け入れられないかも

メイデン唯一の名作
ハリスのプログレかぶれとディッキンソンの表現力のなさが災いして後には
『サムホエア・イン・タイム』『第七の予言』といった大仰なだけのスカスカアルバムを
連発するに至るのだが、これだけは見事。サウンドの密度の高さはさながら暴風雨。
ドラムのクライヴ・バーはこれを最後に脱退するのだが、
時にやたらダサいリズムを平気で叩くニコ・マクブレインより遥かに緊張感のあるプレイを披露している。
売春婦の悲劇を歌った「アカシア・アヴェニュー22」、
白人に土地を強奪されるネイティヴ・アメリカンの物語「誇り高き戦い」、
教会から抗議が来なかったのが不思議なほど涜神的な「審判の日」など
ストーリー・テラーに徹する分には豊かなハリスの才能も遺憾なく発揮されている。

若さ溢れるボーカルに楽曲が琴線に触れる
ボーカルをポール・ディアノからブルース・ディッキンソンに交代しての第3作。オープニングから炸裂する若さ溢れる楽曲に、ブルース・ディッキンソンのハイトーン・ボーカルが乗る、聴き所満載の秀逸な作品。ライブの定番、「HALLOWED BE THY NAME」は、後々発表された、ライブ・バージョンの方が格段によかったりするのだが、ブルースの凄さを感じるには十分なナンバー。

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