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ティコの渋いボーカル
“Dry County”のエディット・バージョンなんてどうでもいい。
６曲目の“Waltzing Matilda”をぜひ聴いて欲しい。
オリジナルはトム・ウェイツ。
今回歌っているのはドラマーのティコ。
曲もよいが、ティコの声が渋くて素晴らしいこと！！
この一曲のためにこのＣＤを買っても損はない。


ライブの迫力が堪能できるシングルCDの傑作！
ファンの間で評判の良いシングルCDでしたので気になって購入したのですが、聴いてみて、「買って良かった！！！」と心底思いました。エディターレビューにもありますが、Dry Countyのライブバージョンのあまりの格好良さにもうビックリ！まずこのライブバージョンには前奏部分にジョンのMCが入っているんです。「オレのバイクの後ろに乗せてやるよ」なんて言うジョンの声を聴いたら、女性ファンだったらもうニヤけちゃうでしょう。解散の危機に苦悩していた時期にどういう気持ちだったかも明かされます。そして圧巻なのは間奏部分！ジョンのたたみかけるようなマシンガントークが、この曲を2倍にも3倍にも盛り上げ、聴いているとライブに行きたくてウズウズしてきて、Bon Joviはやっぱりライブバンドなんだと再認識しました。リッチーのソロ曲や、ティコの珍しい歌声も収録されているし、バリエーションに富んだCDでもあります。Blood Moneyはヤングガン2のサントラに入っている曲で、それほど有名ではないですが私は大好き！すごい名曲だと思います。CDの表面にはサインがプリントしてあるところも嬉しいですし、94年当時に書かれたライナーノーツもNew Jerseyの後、燃え尽き症候群に陥ったBon JoviがKeep The Faithで復活するまでどういう軌跡をたどってきたのか、かなり詳しく書かれている内容の濃いライナーノーツになっています。いろんな意味でオススメです。

美しい時。
クラッシュ、バウンスと新しい挑戦を続け、新しいファンを増やしつづけているボン・ジョヴィ。映画「アバウト・ア・ボーイ」では、（出演しているわけではない）ジョン・ボン・ジョヴィが言った「人は孤島ではない」がキーワードになっていたりして、すっかり伝説的なビッグな存在になっていることを感じました。
このミニ・アルバムは、keep the faith リリース後の、ライブ音源が入っています。keep the faith と言えば、解散の危機を乗り越え、再び彼らがひとつになって、ジョンに初めて子供が生まれた頃の、アレックが脱退する前の、私にとって一番ボン・ジョヴィが「美しく」見えた頃です。
「バウンス」では切ない程ハードな素晴らしい曲がいくつもありましたが、これはそんなボン・ジョヴィから知った人に、ぜひ聴いてもらいたいアルバムです。ボン・ジョヴィのライブは凄い。なぜ凄いかと言うと、いわゆる「ヒット曲」の他に、こんなに多くの魅力的な楽曲を取り揃えているバンドは、そう多くはないからです。そして、力を抜いてギター一本で歌ってこそ、ジョン・ボン・ジョヴィという人の存在の大きさがわかるような気がします。
このアルバムには、ジョンとリッチーのソロ曲に加え、ローリング・ストーンズのカヴァー、さらにはドラムのティコのボーカル(!!)まで聴けて、何とも魅力満載の内容です。
ライヴでのアレックの高音のコーラスがなくなると、さみしいなぁ。。

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