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ブラック　サバスの名盤
　ヘヴィメタルのゴットファザーと呼ばれているブラック　サバス。そのブラック　サバス(オジー　オズボーン在籍時)の人気絶頂期に発表されたのが本作の「血まみれの安息日」である。一般的にブラック　サバスの最高傑作といえばセカンドアルバムの「パラノイド」や「マスター　オブ　リアリティー」等があげられているが本作を最高傑作としてあげるファンもいるし個人的にも本作が最高傑作だと思う。また本作はアメリカでプラチナディスク(ミリオンセラー)を獲得している。
　このアルバムのレコーディングの際にシンセサイザーを使用しており、そのおかげかブラック　サバスらしい不気味なサウンドに仕上がっている。本作にはブラック　サバスの名曲の一つでもある①をはじめ本作では最もストレートなナンバーの④やライブなどでも演奏した⑤などが収録されている。またこの作品の中では最もサバスらしいナンバーの⑥はシンセサイザーの効果がいやというほど伝わってくる。本作あたりでオジーのヴォーカルの才能が本格的に発揮され始めているがオジーの才能が見事開花するのは矢張りソロ活動以降である。
　このアルバムはブラック　サバスの名盤の一つなのでブラック　サバスやオジー　オズボーンのファンや興味ある方はもちろんHR/HMファンの方にはおすすめの一枚です。　

実験精神溢れる佳作
　「マスター・オブ・リアリティ」や「ヘヴンアンドヘル」の陰に隠れてしまって、あまり顧みられる事の少ない作品ですが、間違いなく名盤です。特に「血まみれの安息日」や「サブラカダブラ」は掛け値なしの名曲だと思います。なぜか「サブラカダブラ」は、ベストに収録されることがあまりありませんが…。
　その他の曲も水準以上で前4作に比べると若干、趣を異にするところがあります。しかしそんな実験精神溢れる部分もまた、本作の魅力の一つなのではないでしょうか。

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