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KISS、始まったな
沢山のロックアーティスト達が楽器を始めるきっかけとして挙げているKISSのファーストアルバム。アルバムDressed to KillからメジャーになるがこのアルバムにはStrutter,Firehouse,Cold Gin,Deuce,Black Diamondという言わずもがなの名曲群が収録されている。他の曲も捨て曲は無く、KISSの歴史を知る上で欠かせないアルバムとなっている。

エンターテイメント型ハード・ロックンロール(^^;
1stアルバムである本作('74年作)をリリースしてから数えても既に30年以上、そのエンターテイナーぶりを発揮しているKISS。オリジナルメンバーであろうと無かろうと、化粧をしていようよいまいと、やはり根底にあるのは本作でも体感することができるハード・ロックンロール。
本作からの多くの曲が今なおライブでのナンバーに挙げられている点をとっても、彼らが根ざしているスタイルがここで遺憾なく発揮されていることが判るかと思います。
話題先行型(化粧然り、火吹きパフォーマンス然り、、)であった彼等の1stにどれ程の期待があったかは推して知るべしですが、P.スタンレー(vo、g)、G.シモンズ(b、vo)主体によるスタイルは非常にソウルフルな声質とも相俟って、アメリカ中が熱狂したのも頷けます。
決してロック(音楽)の世界においてエポックメイキングな事をやった訳でも、抜群に上手いテクニックを持っている訳でもないのでしょうが、そのインパクトの大きさはやはり並みのバンドでは演じられないものではあります。

ジャケ買いした思い出がよみがえる
当時はまだ日本デビューしていなかったので、まったく無名のバンドでした。いつも立ち寄るレコードショップで、このジャケットにインパクトを受けて購入した思い出があります。
こんな化粧をした連中はアリス・クーパーくらいで、いったいどんな曲を演奏するのかと楽しみにして聴きました。
なんとストレートで分かりやすいロックで、アメリカと言うよりブリティッシュに近いと感じたものです。
それからアルバムが出る都度集めていきました。キッス・アライブが出る頃には、押しも押されぬ大バンドに成長していました。ライブで演奏する原曲の集まりで、少々テンポが遅く感じますが（実際にスローです)、名曲ぞろい・・・。是非KISSの原点を楽しんでください。

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