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オジー、ロニー・サバス信者には黙殺される作品だが・・・
私は、誰が歌ってようが、生粋のサバスのファンだ。しかしサバスの一番好きな編成は、マレイ、パウエルを擁した、この「フォービドン」、「ＴＹＲ」のメンバーによるものだ。理由はバンドとして、演奏が当たり前に、しっかりしているからだ。本作は、世評はあまりよくない、況やオジーやロニー・サバス信者には、サバスの作品ではないかのごとく、黙殺されているのが正直なところだろう。確かに本作は、ひとつひとつの楽曲は良いのだが、あまり通して聴く気になれない。全体に散漫な印象を受けてしまう。それはバンドのパフォーマンスよりも、アルバム全体の構成や緩急、曲順に問題があるからではないか。ドラマチックな傑作「ＴＹＲ」と比べても、バンドのクオリティーに大差があったようには思えない。

Heaven & Hell として新譜の出た今ちゃんと再評価したい
Heaven & Hell という名でやっと出た Black Sabbath の新譜。
明らかに、このアルバムの次のアルバムになっています。
この機会に聞きなおしたくなりました。

当時は「Cross Purses」とか「Dehumanizer」の後で、このアルバムだった時に？？？だったけど、最近（2008年ぐらい）聞きなおして、カッコ良くてびっくりしました。

2009年 Heaven & Hell という名で新譜が出た今、このアルバムは再評価されるはず!
「The Devil you know」と地続きです。


レーベルの圧力が掛かり、ラフで荒っぽい新路線に。
　時代に合わせた新しいサウンドをやれ！とレーベルの圧力が掛かり、ヘヴィ・ロックにラップまでやらされた彼ら。しかし、その中でも何とか上手く「らしさ」を保った作品である。北欧神話をモチーフにした「Tyr(ティール)」を聴けば分かるように、Tony Martinを含むこの編成は本来、きちんと作り込んだサウンドが身上。しかし今回は、敢えて作り込まず、思いついた音・言葉を並べていく形で制作が進んだという。

　FEAR FACTORY 顔負けのゴリゴリ・ベースに、アジテーション・ラップ。まさに1990年代後半の音である。正統派のメタル・サウンドを期待していた人にはショックなサウンドだ。しかし、それも前半だけで、後半はもう少し以前の路線に戻る。キーボードのイントロによる、初のバラード「I Won't Cry For You」、やや尻切れとんぼなメロディーながら、Martin節が聴けるタイトル曲「Forbidden」など、秀曲は数曲ある。付き合いで買っても悪くはない。

　しかし、思うような作品を作らせてもらえない環境に嫌気が差したか、以後、2006年に至る現在まで、NEWアルバムは制作されていない。唯一、ジャケットだけはなかなか面白い。人気アニメーターの作品だそうで、墓場に現れた死神（当然 巨大なカマ持参）に、仰天した人々が逃げ惑うというコミカルなもの。「バンド史上最悪のジャケットだ」と、あるライターは嘆いたが、ボクは結構気に入った。

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