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リマスターについて　&　Discレビュー
「リマスターについて」

　2008年リマスターです。

　もともとが92年の発売なので、あまり期待していませんでしたが、
リマスター効果は、はっきり言って「かなりいい！」です。
　どの楽器も、音の輪郭が際立っていて、生っぽい質感が出てます。

　最もリマスター効果を感じるのは、何と言ってもRonnie先生のVocal！！！
　改めてRonnie先生の「凄さ」「かっこよさ」を、教えられました！


「Disc レビュー」

　このアルバムは、発売当初は、
「ロニー・サバス」ファンからは、「期待はずれ」と言われ、
へヴィーメタル・ファンからは、「グランジの影響」と言われるわ。。。。で、評価低かったのですが。。。
　
　私は、とても気に入ってます。

　「Computer God」での、Tony Iommiのへヴィーなリフ＆うねるリフ
　「TV Crime」での、ヒステリックな疾走感
　「Ｉ」での、Ronnieの「Ｉ?、Ｉ?、Ｉ??♪」のリフレイン　etc は、何度聴いても、聴き惚れてしまいます。
　
　特に、「TV Crime」は、90年代サバスの圧倒的代表曲！
個人的に、「90年代版パラノイド」or「ロニー版パラノイド」だと思っています。

　このアルバムでのサバスは、「Heavyで暗くて邪悪な『本来のBlack Sabbath』」＋「Ronnie James Dio」です。
　あくまで、「様式美ロニー・サバス」とは、別物と考えるべきです。
　また、「うねり」、「ひずみ」、「へヴィーさ」etcは、グランジよりも、もっと深い次元にあります。

　「HEAVEN & HELL / The Devil You Know」を気に入った方には、オススメです。
　また、へヴィーメタル・ファン、グランジ・ファンの双方にも、音楽的な幅を広げる意味で、一度聴いていただきたいです。

（余談ですが、
　このジャケ！　かっこよすぎません？。。。大好きなんですよ！。。。ジャケ買いの人にもオススメです。笑）　

サバスの全アルバム中最もヘヴィーなアルバム！
サバスの全アルバム中最もヘヴィーなアルバムだ。参加メンバーも、まるで退路を断ったかのような、生涯中（？）最もヘヴィーかつアグレッシブなプレイに終始している。また楽曲にもあえてサバスの既存のパラダイムからの脱却を図ろうとする、強い意志を感じる。以上はこのアルバムを聴いた人の誰もが納得してくれるに違いない。結局、オールドファン（権威者側勢力）を和ませるような、お約束の甘さや様式美というサービスのなさが、このアルバムの人気のなさにつながっているように見える。こんな強力ですごい作品の評価が低いのは、不当だが、あながち理解できぬわけでもない。本人たちも消化不良だったようだ。そして案の定、ロニー・サバスは三度終結し、喝采を浴びた。

不当評価されている名作
他レヴューで他の方も書かれている通りで、某Ｂ誌における不当評価が本作に与えられてしかるべき地位を奪ってしまったとしか言いようがありません。

「ＴＶ　ＣＲＩＭＥＳ」は名曲。９０年代のメタル・アンセムになってもおかしくない程、素晴らしい曲です。
各メンバーのパフォーマンスも素晴らしく、ギーザーのドライヴしながらうねりまくるＢＡＳＳには痺れます。

本当にいい作品です。
しかるべき評価がされる日が来るのを望む。

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