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大好きなアルバムです
内容的な事は他の皆さんが素晴らしいレビューを書いて下さっているので、自分はもう少しマニアックな観点から…
これまで（実際にはこの後も、なのですが）個性と自己主張バリバリの所謂「スーパーギタリスト」達の陰に隠れて地味なポジショニングに甘んじていた感のあるスコット・ゴーハムが強力なテクニック的進歩を遂げ、かのポール・コソフばりの強烈なビブラートでなかなかのリードギタリストぶりを聴かせてくれます。特にHey youでは「え、この人ってこんな速弾き出来たの！？」と驚かせてくれます。（とは言っても前作「Black Rose」の代表曲Waiting for an Alibaiのリードソロは彼なんですけどね…）
アルバム全体を支配する素晴らしいギターサウンドの正体ですが、使用されているアンプは伝統的ブリティッシュロックの必需品であるマーシャルでは無く、なんと日本製であるYAMAHAのトランジスタアンプなんですよ。

シンリジイの永遠の名作
流麗でエキサイティングでブルージーな最高のギターサウンドを聞きたい方、ブリティッシュロックたるロック然とした乗り良いリズムを感じたい方、そして本当に熱い、男の歌を聞きたい方、つまりは最高のハードロックアルバムを探している方には絶対お勧めの1枚です。
昔からリジィの大ファンだった私にとって、彼らの最高傑作は本アルバム「ＣＨＩＮＡ ＴＯＷＮ」であると思うし、ここまで美しいレスポールギターのナチュラルなオーバードライブサウンドを聴けるアルバムはまず無いです。レスポールの本当の音が好きな人には、ぜひ聞いてほしいし、最高のテクニックでブルージーな二人のギタリストの演奏が聴けます。1．ＷｅＷｉｌｌＢｅＳｔｒｏｎｇのこれぞリジィというハーモニーギター、2．ＣＨＩＮＡ ＴＯＷＮ」のＳゴーハムの泣きのギター（リジィのアルバムの中でも彼にとって最高の名演と思う。）、
9．ＨｅｙＹｏｕのかっこよさなど、最高の境地に至ったアルバムです。ぜひ聞いてほしい。

スリリングな名作
この後の反逆者からクリス・タンガリティーズにプロデュースが代わり、洗練されたメタリックな要素が入っていくので、荒削りなレスポールサウンドとリジィらしさが体感できるのは、このチャイナタウンまででしょう。
80年代の香り際立つギミック無しの高揚感があります。
特に2のチャイナタウンでのソロは流石ゴーハム、危険かつ味のあるソロが聴けます。

あれから26年…、もうこんな音出して勝負してくるギタリストなどいなくなってしまった。
一番かっこいいレスポールサウンドなんだけどなぁ…

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