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一聴の価値あり
非常にオリジナルに忠実なカバーアルバムです。予備知識も無しに聴くと、ＴＯＴＯのベストアルバムだと勘違いするかもしれません。それだけにもう少しアドリブ的な演奏があっても良かったかなとも思います。

ドラムとヴォーカルが。。。
スティーヴ・ルカサー公認のトリビュート・アルバムという触れ込みだったので、即購入したが、確かに気合というか愛着がしっかり入ったファンを喜ばせる作品だと思う。

「ターン・バック」等一部を除き、キャリア全般を総覧する選曲も嬉しいし、過剰な解釈変更をせず、しかし単なるコピーでもないという絶妙のアレンジもＴＯＴＯファンであるアレックス・デ・ロッソならでは、だと思う。

アレックスの歌いまわしもルークの影響大でＴＲＫ６、１０あたりのナリキリ感は微笑ましい。

そうはいっても、改めて気付くのは、歴代のヴォーカリストの個性溢れる歌声の魅力と、グルーヴマスター、不世出のドラマー、ジェフ・ポーカロの喪失感だ。特にドラムは、あまりにジャストのタイム感だったので、あのジェフのタメが恋しくなってしまう。

ＴＯＴＯって、結局、通ウケすることなく正当な評価も下されていないバンドだと思うが、分かりやすくいえば、カッコ良い曲を素晴らしい演奏で聴かせた、という意味で最高のバンドであったなあ、と思う。

意外とやります。
『TOTO』のカバーやトリビュートはたくさんあるけれど
これは結構レベル高そうですよ。

「AFRICA」がないのは残念ですが
他がイイ感じです。

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