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アーノンクールの芸術
アーノンクールのベートーヴェンはとにかくコントラストが激しい。彼はアクセントを「これでもか、これでもか」というくらいに強調する。その一方で、弦楽器や木管をものすごくゆったりと歌わせたりする。
クラシック初心者は作為的なアクセントの効いた演奏をきいて椅子から転げおちてしまうかもしれないが、中級?上級の方にはぜひともお勧めしたい一品である。
また、近年アーノンクールのライブ録音が大量に市場に出回っているが、他のオーケストラ（ウィーン・フィルやベルリン・フィルなど）との録音よりヨーロッパ室内管弦楽団との録音をお勧めしたい。
他の老舗オーケストラよりも若々しいサウンドがほとばしるヨーロッパ室内管弦楽団はよりいっそうアーノンクール節を引き立たせていると思う。

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