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伝説の3ピースバンドの名盤　～　ブラッシュシールズのかっこいいベースが聴けます！
　あのシンリジィのフィルライノットのベースギターの先生、ブレンダンブラッシュシールズと、フィルの親友で名ギタリストのゲイリームーアが在籍するバンド（フィルもヴォーカリストとしていた時期がある）のセカンドアルバム。
　シンリジィ以降のゲイリーを期待すると肩透かしを食うかもしれませんが、なかなか楽しいアルバムだと思います。60年代後半から70年代初めのロックがもつ濃密な空気とほど良い緊張感が漂ってきます。ハードになったクリームというか、耳に優しくなった初期ブラックサバスといった感じでしょうか。それと、ほど良く感じさせるプログレッシヴな雰囲気も良いと思います。
　ゲイリーのギターも悪くありませんが、ここではなんといってもブラッシュシールズのベースプレイが印象的です。とてもでかい音で時にメロディックなラインを奏で、そして時にはジャジィな雰囲気のランニングベースを聞かせたりと、とてもカラフルなフレージングでゲイリーのギターと渡り合っています。まさにロックトリオの面白さを堪能できるアルバムとでもいいましょうか。
　60年代から70年代のロックが好きな人やベースギターの経験者はなかなか楽しめるのではないかと思います。

しゃかりきGary Moore
まだデビューしたてのGary Mooreの駆出しの頃の作品です。兎に角、Garyが若くて、物凄い無茶をしています。「自転車に乗れたから、バイクにも乗れるよね。」そのくらい無茶をしています。このアルバムは！リフにしても唄にしても変則的で、一曲におけるギターソロの所要時間が長く、展開も複雑で多過ぎ！そしてインプロビゼーションの嵐！ブルース、Jazz/Fusion、プログレ、サイケ、等々、今までアマチュア時代にブイブイ言わして来たであろう“彼のキャリアを全てブチ込んだ的”とでも言うのでしょうか？若さにまかせて大暴走を繰り広げてます。面白いけど？なアルバムです。（何か狐につままれた感があります。）マニア向け。　

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