LIVE RUST TOKYO 1981-1991 / エコーズ

■ビデオ収録曲
1.訪問者(ヴィジター)
2.今夜ナイトラインで
3.STELLA
4.愛はゆずれない
5.Warrior
6.My protest song
7.Scrap and Build
8.カッティング・エッジ
9.Red Sun
10.Tug Of Street
11.GENTLE LAND
12.Foolish Game
13.GENTLE LAND
14.Freedom
15.Dreaming
16.JACK
17.Border Line
18.ZOO
19.ハミング・バード・ランド
20.デラシネ
21.ZOO
22.BAD BOY
23.ONEWAY RADIO
24.Alone
25.SOMEONE LIKE YOU

<LIVE RUST TOKYO>5,6,8,10,12,13,15,16,17,19,21,23,24,25
<VIDEO CLIP>1,3,4,9,11,18
<ON AIR & OTHER LIVE>2,7,14,20,22

■発売元・Sony Records
■1991年発売
■収録時間157分
■定価6,700円
■種別・ライブ&クリップ

◆「LIVE RUST TOKYO 1981-1991 / エコーズ」解説 〜

　我らがジンセー率いるエコーズの1981年デビューからの歴史を追った、非常に貴重な映像満載となったビデオ作品です。なんかね〜、エコーズ聴くとさ、いつも涙がこぼれ落ちて来ちゃうんだよね。心にホッントくるんです。まぁたぶん普通にレールに乗って生きてればエコーズの歌なんて感動も何もしないと思うんだけど、オレ達みたいな社会の価値観に疑問を持ちながら生きてるドブネズミにとってはマジで心震えるよね。。。　
　紙切れ一つで決まる現代社会・・・そんな夢を見ることさえも許されねぇ腐った世の中だけど、偏差値教育では教えてくれない『本当に大切なこと』があるんだよな。ロックファンの君なら分かるだろ?　エコーズのメッセージソングはオレ達の生きるバイブルのようなもんだよな。
　負けそうになった時、挫けそうになった時、これからもエコーズ聴いていこうぜ。そして思うようにならないことがいっぱいあってもさ、自分が心に描いたでっかいでっかい「夢」に逢う日までは、たとえ目の前に大きな壁が立ちふさがろうとも絶対に諦めず前に進んでいこうな。。。　オレ達は一生「Tug Of Street」だぜ!!!

●ビデオにインクルードされているインナーより〜
　常に時代と向き合っていたバンドであった。このビデオは時代を追った構成になっているが、いわゆるサクセス・ストーリーになっていないし、解散を情緒的に盛りあげるお涙頂戴的なドラマツルギーをでっちあげるものにもなっていない。それはエコーズというバンドの性格から来るものだろう。ロックはもともと時代的な表現であり、極端に言ってしまえば時代と共に捨て去られても潔し、と考える表現である。ただ、そのロックの基本を体で学習し、かつ意図的に作品の中で実現していくのはなかなか困難なことだ。エコーズは一貫してその基本姿勢を守り続け、時代との呼吸の中で解散していった。このビデオの中に収められている解散コンサートの映像、そしてその時代時代のライヴの映像には、たとえ日付がなくても、その時々の時代の空気が的確に反映されている。それがエコーズの魅力であった。ディレクターは単なるコンサート・ビデオではなくドキュメンタリーとして作りあげることを演出コンセプトにしたらしいが、正しい方針だった。言うまでもない事だが、時代を超える普遍性は、時代と向き合うところからしか生まれて来ない。このドキュメントが10年後、20年後、より重いものとして残っていく事を期待したい。

●ECHOES:
Vocal: JINSEI TSUJI
Guitar: HIROKI ITOH
Bass: TOSHIHIRO IGURO
Drums: TSUTOMU IMAGAWA
<Support Keyboard>RYUICHIRO YOKOTA