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◆「音曲の乱 /
東京スカパラダイスオーケストラ」解説
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【あらすじ】
寛永十年(1633年)に鎖国令が敷かれて、はや三百五十年が過ぎようとしていた。徳川幕府は、何と三百九十年も続き、その長い統治期間に、オランダ、中国、朝鮮に続いて交易を許されたのは、わずかにフィリピン一国だけであった。日本国は徳川体制のまま独自の展開を遂げ、近世の面影のまま近代国家へ移行することに成功していた。
そして平成四年(1992年)。佐野藩・佐野出羽総守亀由城下に、不気味な黒雲が垂れ籠めてきた。突如乱心した殿の異常なまでの廓ぐるいに藩財政は危機に瀕し、御城下の風紀、麻の如く乱れる。この異変を探っていた大老・森田は、すべての原因が切支丹の妖術にあることを突き止める。藩取り潰しを企む幕府によって、音曲で人心を掻き乱すという悪魔の技「伴天連音曲術」が行われていたのである。
森田の指令によって、神代音曲法術を今の世に伝える音術忍者たちが集められる。首領・朝倉を始めとして、彼らはそれぞれ得意な楽器を手に巷に散り、「音」で戦う技を密かに磨いていた。皆、苛酷な修行の途中でいつしか声を失い、「音」でしか会話出来ない音術忍びの達人達であった。
対する妖術使いたちも恐るべき使い手揃い。彼らは霊峰白金山の魔窟で、世にも怪し気なる唐南蛮伝来の秘儀を続けていた。「判天連音曲術」の術中に捕らえられた殿は、留まるところを知らぬ悦楽の宴に溺れて行く。破滅の時が一歩、また一歩と迫り来る。果たして音術忍軍の技はこの強敵に通じるのだろうか?
音術忍びの里に伝わる伝説の楽器とは?
「お前達の力で我が殿をお救い申せ」との森田の密令を受け、ここに音術忍者対妖術使いの、秘術を尽し生命を賭けた、壮絶極まりない闘いの幕が切って落とされたのである!
【CAST】
東京スカパラダイスオーケストラ
パーカッション/ ASA-CHANG
きもち/ クリーンヘッドギムラ
トランペット/ 名古屋君義
トロンボーン/ 北原雅彦
アルトサックス/ 冷牟田竜之
テナーサックス/ GAMOU
バリトンサックス/ 谷中 敦
キーボード/ 沖 祐一
ギター/ 林 昌幸
ベース/ 川上つよし
ドラムス/ 青木タツユキ
南洋美人棲 女将/ 鰐淵晴子
佐野出羽総守亀由/ 佐野史朗
監督/ 林 海象
脚本/ 天願大介
★スカパラ・プロフィール
ワールドワイドに活躍するSKAをルーツとした大人数バンド・東京スカパラダイスオーケストラ!! 1985年活動開始、1990年にシングル「MONSTER
ROCK」でメジャーデビュー!! そして翌年には日本武道館公演を達成、その後世界進出まで果たし現在でも破竹の勢いはとどまることを知らず。今夜ノリノリの本格派大編成SKAサウンドで朝まで踊り明かそうぜイ! ビールとダンスとスカパラ、これサイコー!!
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