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ancestors recital / リモート


■ビデオ収録曲
1.Opening Title 「新世代への啓示」イ短調(組曲 作品「島原の乱」より)
Never Be!
Call me back
Misery Gigolo
Because, I'm so hard
Curtain Call
Wendy
Believe 3
NO!
Dream Again
FACT!
All Night? All Right!
Ending Title 「暮惑うある秋の休日」ヘ長調(ピアノ・ソナタ第1番 作品6「まどろみ」より)


■発売元・ワーナー パイオニア
■1991年発売
■収録時間57分
■定価4,800円
■種別・ライブ

◆「ancestors recital / リモート」解説 〜

 
リモートとは癌でこの世を去った池田貴族が率いた懐かしのビートバンドです。池田貴族といえば『心霊』や『オカルト』関係の第一人者としてその名を轟かせましたが、貴族はもともとはミュージシャンなのですよ。バンドブーム前後にやっていたのがこのリモートであり、当時「イカ天」にも出てイイ味出しまくってましたね〜。まさに「憎まれっ子、世にはばかる」という感じでした(笑) 歯に衣は着せない言動とふてぶてしいキャラクターで一躍人気者(?)になりましたね。

 まぁテレビ出演の前からも彼らはホコ天でストリート演奏やってましたので、オレはもともと知っていましたけどね。1988年頃からかな、毎週必ずやってましたよん。まだ客も少なかったから目の前で見てましたもん。いや〜懐かし〜い気持ちが込み上げてくるよ。。。

 リモートのサウンドの方ですが一言で言えば王道ロックですね。昔の言葉で言えばポップなビート系、まあありふれたサウンドです。でもですね、彼らはほっんと良い曲やってましたよ。心の底から良いと思える不変の名曲というやつをリモートは持っているんですよ。「ビリーブ」や「ALL NIGHT ALL LIGHT」など時代を超えて聴ける名曲だと思います。ま、歌詞の方は「ヒモ」関係が多いんですけど(笑)、それが当時の下積みミュージシャンや芸人にとっての現実ですから・・・。夢を見ることは貧乏と隣り合わせ、人と違う道を行くということは孤独と隣り合わせ、そりゃキチガイ扱いもされますよ、派手な格好とは正反対、苦労するんです・・・。ま、これについてはいろいろ書きたいことあるんですが止まらなくなるので(笑)それは置いといて、とにかくリモート、インディーズ時代かなり頑張ったバンドです。赤い服来て毎週原宿ホコ天で路上ライブやってましたが、バンドブームによる原宿ホコ天満杯状態により毎週日曜日は喫茶店でのライブを敢行!! そして徐々に観客動員を増やしメジャーデビューとなりました。これが失礼だけど奇跡的なことです(笑) 「憎まれっ子」というキャラクター的にメジャーは無理だと思ってたんですが、遂に到達しましたね。それもこれも『楽曲の良さ』が評価されたのでしょう!

 ではメジャー進出後『リモート王朝』という新コンセプトで快進撃を遂げたリモート渋谷公会堂ライブをどうぞ時を超え体感してください!!

●remote are
KIZOKU IKEDA[Vocal,Chorus]
HIRO[Guitars,Chorus]
HIROKI AIKAWA[Bass,Chorus]
Chappy[Drums,Percussions,Chorus]

 

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