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Being a Dancer / 熊川哲也


■ビデオ収録曲
[演目]
白鳥の湖
海賊
ドン・キホーテ
ラ・バヤデール
ジゼル
バラの精

イメージカット
インタビュー


■発売元・TBS
■収録時間44分
■定価9,500円

◆「Being a Dancer / 熊川哲也」解説 〜

●ビデオインナーより

『言葉のないおとぎ話の世界、夢だよネ、夢! 』

 パ・ドゥ・ドゥと呼ばれる、男女一組のバレエ・ダンサーによって踊られる、このオーソドックスな様式は、導入とアダーション・男性ソロのヴァリアシォン・女性ソロの
ヴァリアシォン・コーダの4人のパートからふつう成るものだが、収録作品中最後の『薔薇の精』を除いて熊川が踊る5つのソロ・ダンスは、もっぱらこの男性ソロのヴァリアシォンのパートを抜き出したものである。
 パ・ドゥ・ドゥは、それが含まれるバレエ作品全体をも象徴する。なぜならパ・ドゥ・ドゥとは、バレエという舞踊ジャンルの古典的な踊りの様式上の見せ場であるというだけではなく、主人公たちの物語の展開上におけるクライマックス(例えば"愛の告白")でもあるからだ。したがってダンサーは、この様式の中でダンサー自身のテクニックを果敢に披露するだけでなく、主人公の気持ちを物語るナレーターにもならなければならない。
 パ・ドゥ・ドゥはダンサーとしての資質だけではなく、人格から知性からダンサーの全てを暴露してしまう危険性を有している。
 熊川は、幸いにもこの賭けの一つに間違いなく勝ち続けてきたといっていいだろう。彼が踊る『海賊』や『ドン・キホーテ』の華麗なヴァリアシォンは、観客をたちまちに魅了しつくしてきたのだから。
 そしてもう一つの賭けへの確かな手応えもこのヴィデオではみられるのだ。彼はジークフリート、ソロル、アルブレヒトとなって、主人公の心の機微輪を、短いソロ・ダンスの中に物語ろうとするのだから。

▼簡単な作品解説▼
 『白鳥の湖』第3幕の黒鳥のパ・ドゥ・ドゥから。ジークフリート王子は、恋する白鳥オデットに似せた悪魔ロットバルトの娘である黒鳥オディールとは気付かずに求愛する。まさに古典バレエの城眉である。
 『海賊』第2幕で、海賊の首領コンラッドのその手下アリと、奴隷市場から奪い返したギリシャ人の娘メドーラの3人が喜び踊るパ・ドゥ・トロワを、なんとパ・ドゥ・ドゥに改編したもの。何よりも華やかなテクニックが見所。
 『ドン・キホーテ』第3幕、キトリとバジルの結婚の宴、いろいろありましたがかくてめでたくも結ばれて大団円。さあ踊って踊って、喜びを体一杯に踊りまくれ。
 『ラ・バヤデール』第2幕(マカロワ版)での「影の王国」の場、主人公ソロルは、他の女性と結婚した裏切りによって結局は殺されて精霊となった恋人ニキヤと、彼の夢幻の中で再会してパ・ドゥ・ドゥを踊る。群舞によって準備される幻想的なシーンには圧巻で有名。
 『ジゼル』第2幕、王子アルブレヒトは、二股をかけていたために村娘ジゼルを死なせてしまうが、今や妖精となったジゼルは、墓参りに来た彼を他の妖精たちの殺意から守るためにパ・ドゥ・ドゥを踊って、二人の愛の確かさを披露して彼を救う。アルブレヒトノ
複雑な心模様が踊りの中に表出される。

【熊川哲也プロフィール】
 1972年旭川に生まれる。いとこが習うのにあこがれ、久富バレエ研究所で学ぶ。著名なバレエ教師ハンス・マイスターが来日した折の講習会で認められ、彼の推薦を持って、87年秋に英国ロイヤル・バレエ学校に入学。89年1月東京で行われたローザンヌ国際バレエコンクールで優勝し、同年3月に卒業を待たずにコヴェント・ガーデン・ロイヤル・バレエ団に正式に入団。同年秋、早くも17歳の最年少でソリストに昇格。91年ファースト・ソリスト、93年ついにプリンシパルになる。古典物から現代の創作バレエまで幅広く網羅するロイヤル・バレエ団のレパートリーに合わせて、彼のダンス・レパートリーもますます充実しつつある。97年1月から「ソワレ」に連載開始する。

 

Being a Dancer / 熊川哲也

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