THE BATTLE OF MEXICO CITY / レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

■ビデオ収録曲
TESTIFY
GUERRILLA RADIO
PEOPLE OF THE SUN
CALM LIKE A BOMB
SLEEP NOW IN THE FIRE
BORN OF A BROKEN MAN
BOMBTRACK
KNOW YOUR ENEMY
NO SHELTER
WAR WITHIN A BREATH
BULLS ON PARADE
KILLING IN THE NAME
ZAPATA'S BLOOD
FREEDOM

■発売元・SME Records
■2001年発売
■収録時間68分
■定価4,515円
■種別・ライブ

◆「THE BATTLE OF MEXICO CITY / レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」解説 〜

●ビデオインナーより

●Guilty Parties:
Zack de la Rocha/ Vocals
Y.tim.K/ Bass
Brad Wilk/ Drums
Tom Morello/ Guitars

(以下、解説より一部抜粋・・・)
　で、そのライヴ・アルバムよりも先にこのライヴ映像＋α的作品『ザ・バトル・オブ・メキシコ・シティ』の方が発売された。実はこの映像作品、元々は昨春発売されていたハズのもので、理由は不明だけどここまで発売が延び延びになっていたものなのだ。大半の映像が一昨年末すでにMTVでオンエアされていて、そのヴァリュー高ヴァージョンがこのほど商品化されたと思ってもらっていいと思う。一昨年末に、ザックが己の故郷と言ってはばからないメキシコの首都メキシコシティ郊外にあるスポーツ・パビリオンで、主に収録されたライヴ映像だ。

　映像のすべてを物語るものだから、あえて余計なことは一切書かないことにする。この70分弱のライヴ映像＋オフ・フッテージを見、人それぞれ自由に感じてもらい、何かを見出してもらえれば、と思う。相も変わらずライヴ凄まじく、非常にテンションの高いものだし、アンチ・ソーシャルな映像もインサートされている。まさにレイジに相応しい作品だ。彼ら(特にザック)が以前からサポートして止まないザパティスタ革命思想集団(EZLN)の姿や行動がもろに映し出されているし、そこには非常に生々しい報道映像も盛り込まれている。これで、これまで日本のファンにはなかなか掴み切れなかったことが明確になれば、とも願う。

　やはりザック脱退は残念でならない。だけどいつまでもそれを悔やんでいても仕方ない。次なるライヴ・アルバム発売、そしてレイジ(もしこの名が存命するならば)、ザック双方の新しいアクションをポジティヴに待とうではないか。