■ビデオ収録曲
1.HOLDIN' ON
2.AFRICAN DANCE
3.FAIRPLAY
4.KEEP ON MOVIN'
5.PEOPLE
6.LOVE COME THROUGH
7.A DREAM'S A DREAM
8.MISSING YOU
9.GET A LIFE
10.BACK TO LIFE (HOW EVER DO YOU WANT ME)
11.OUR TIME HAS NOW
COME
ここに登場した一本のライブ・ビデオは、その奇才、JAZZIE B
が自ら陣頭指揮をとり集まったオーディエンスを音と光の演出によって陶酔させた様を何の虚飾もなく再現してみせた作品なのである。
主な登場人物は6人。その他の出演者を脇役とするなら、この6人を中心に話を展開した方が分かり易いかも知れない。時は1990年、場所はロンドン、ブリクストン・アカデミー。
●M-1. Holdin' On
デビュー・アルバム「CLUB CLASSIC VOL.ONE/
キープ・オン・ムービン」からの一曲。西インド諸島からの移民2世という彼の血のせいなのか、どこかレゲエのノリを思わせる骨太なヴォーカルと共にJAZZIE
B
登場。一曲目から観客の視線をステージ上へと釘付けにする。
●M-2. African Dance
同じく「CLUB
〜」からのインストゥルメンタル・ナンバー。女性3人男性2人で構成されるダンサーが、まるでJAZZIE
に操られるかのように踊り狂う。ZAK OVER のパーカッションと
KUSHITE
のフルートが絶妙に絡みあいながら、アフロのリズムまでをも再現してみせている一曲だ。
●M-4. Keep On Movin'
言わずと知れた彼らの出世作。当初のヴォーカルはCARON
WHEELER。ここではWILSON-JAMESがソロとしてその実力の片鱗を垣間みせている。
●M-5. People
セカンド・アルバム「1990〜」に収められた作品。ヴォーカルはMARCIA
LEWIS。彼女も又セカンド・アルバムから参加した新メンバーの一人であり、この時点で既にヴォーカル陣は完全に一新している。
●M-6. Love Come Through
ヴォーカルはM-3でも登場したLAMYA。ルックスで言えばこの人が最も美しい。ヴィジュアル面を意識した上での起用かどうかは定かではないが、オーディエンスの一人をステージに上げてのパフォーマンスでそのセクシーさを強力にアピール。男性ファンにはたまらないシーンだろう。
●M-7. Dream's A Dream
再び V>W>JAMES
登場。この人の顔を見てすぐ連想したのがYAZZだった。美人かどうかは別として、これ程インパクトのある人も珍しい。一度見たら決して忘れられない存在感の凄さがある。グレース・ジョーンズが美人だと言うのならこの人だって美人と言えなくはないか・・・。
●M-8. Missing You
ヴォーカルはシカゴ・ハウス界のリーダー的存在であるマーシャル・ジェファーソンに見出され、ソロとしてもアルバム「CRAZY」をリリースしている実力派KYM
MAZELLE。深みのあるソウルフルなヴォーカルがこの曲の良さを更に引き出してくれている。かねてよりライブ・パフォーマーとしてのセンスには定評があり、僅か一曲でオーディエンスと一体化してしまうあたりはサスガとしか言いようがない。
●M-9. Get A Life
前半3曲目のブレイクあたりから登場して妙な存在感を持っているラッパーは恐らく
PHILLIP "DADDAE"
HARVEY。彼とJAZZIEの絶妙なコンビネーションでの掛け合いにMARCIA
のヴォーカルが絡み、息の合ったところを見せている。
●M-10. Back To Life (How Ever Do You Want Me)
バックに女性ダンサー二人のシャドウが浮かび上がり、それを背にして更にセクシーな衣装を身にまとったLAMYが今度はヴォーカルとしての実力を発揮する。いずれソロとして独立することになれば、先の二人、CARON
WHEELER や VICTORIA
WILSON-JAMESを越える可能性は十分。注目したい。
●M-11. Our Time Has Now Come
JAZZIE B
御体がついに立ち、四人の女性ヴォーかリストが華を添える。エンディングに相応しい演出だ。アルバムでも同じくエンディング・ナンバーとして収録されており、思わず納得させられるような力強さがある。