SINGLES OF BOOWY / ボウイ

■ビデオ収録曲
1.HONKY TONKY CRAZY
2.わがままジュリエット
3.B.BLUE
4.WORKING MAN
5.NO N.Y.
6.MARIONETTE(Making)
7.MARIONETTE(Animation)
8.季節が君だけを変える
9.ONLY YOU
10.CLOUDY HEART

■発売元・東芝EMI
■1991年発売
■収録時間45分
■定価5,500円
■種別・ライブ、ビデオクリップ

◆「SINGLES OF BOOWY / ボウイ」解説 〜

　氷室京介、布袋寅泰、松井恒松、高橋まこと、この4人の作り出す「BEAT」は永遠に後生へと語り継がれるであろう・・・。
　この「SINGLES OF BOOWY」はボウイのヒストリービデオでもあり、デビュー当時の秘蔵ライブ映像も収録されているボウイ・ファンには堪らないものとなっていますね。
　また各シングル曲もポップ感溢れた素晴らしいものばかりです。それでいてけっして「歌謡曲」ではないところがボウイの凄さを表していますよ。個人的にも凄く好きなバンドで、10代の頃にコピーバンドをやっていた頃が思い出されますよ。あの頃ボウイ一色だったな〜、懐かしい(笑)
　ではこのビデオにインクルードされているインナーから詳細をお届けしましょう!

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　VTRとは優れたモノだという事を実感せずにはいられない。幼少の自分とめぐり会えたり、忘れてしまった様々な風景達とも、あの頃の思いに再び胸をときめかせながら、現在の自分がその事を確認できたりもする。想い出が美しい場面だけを心にファイルし、実像として残らないことで、あたためて行ける事を美ととらえて行く場合があるかもしれない。けれども映像は、幸福も不幸も、そして何気なく過ぎてしまった事でさえ確実な現実としてエネルギッシュに、時にはクールに僕達の視覚の中に刻み込まれて行く。それはイメージでもなければ、虚像でも無い。圧倒的な現実として再生をオンさえすれば、その時が再生されて行く。今、貴方の部屋の画面の中でビートしている彼らは、もっとも古いモノで1984年3月のシーンから編集されている。ほぼ5年間を収めたVTRを貴方はどの頃の自分とシンクロさせているのだろう。シーンはバンドブームをむかえ、数々のメディアの中で牙を抜きとられ、91年、ブームといわれたバンドシーンはまるで波が砂浜をならすように完全に消え去ってしまったように思える。ブームといわれた数年間を時代が体験している時、すでにその風景の中に彼らの姿はバンドとして存在していなかった。従ってシーンを支えたティーンエイジャーは、その彼らの姿を、生で見た事は無かったかも知れない。82年にライブハウスシーンに彼らが登場してから、このクリップ集が発売された今年ですでに10年近い年月が流れているのだ。時代がはやく移り変わろうとも、あたりまえに時の流れは変わる事を知らない。嵐が静まった砂浜で、波が引いた後の砂の中で、彼らはやはり消える事はなかった。近場のリゾートマンションに逃げ去る事もなく、彼らは牙を持った強靱な生物の様に、自らがこだわるエリアで海と空を、見つめている。このVTRには、ノスタルジックなニュアンスは無い。体験した人も、そうでなかった人も、生々しい4つの個性に、正面から向かいあってもらえればと思う。時が過ぎようとも、時代が変わろうとも、80年代を創造し、この国のミュージックシーンの中でロックンロールを立脚させた確かな軌跡だけが、無くす事のない輝きと共に、貴方の部屋のモニターに収まっているはずだから。

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　日本ロック史に残る偉大で最大のスーパーバンド「ボウイ」・・・その伝説を45分間で体感できるのがこのビデオ「SINGLES OF BOOWY」です。はっきり言ってカッコ良過ぎ!