Dictators Circus V / ピエロ

■ビデオ収録曲
1.AGITATOR
2.FOLLOWER
3.Adolf
4.Newborn Baby
5.GENOME CONTROL
6.脳内モルヒネ
7.ICAROSS
8.-*自主規制-
9.MAGNET HOLIC
10.鬼と桜
11.パウダースノウ
12.PURPLE SKY
13.満月に照らされた最後の言葉
14.自殺の理由
15.CHILD
16.ドラキュラ
17.クリア・スカイ
18.MAD SKY -鋼鉄の救世主-
19.神経がワレル暑い夜
20.ラストレター
21.KEY WORD
22.蜘蛛の意図
23.HUMAN GATE
24.CREATURE
25.FOLLOWER

■発売元・東芝EMI
■2000年発売
■収録時間131分
■定価6,000円
■種別・ライブ

◆「Dictators Circus V / ピエロ」解説 〜

　大人気ヴィジュアル系ロックバンド「PIERROT(ピエロ)」の2000年7月23日に行われた西部ドームでのライブが収録されています。3万人の大観衆、物凄い人気、圧巻ですね〜。売れ線の曲なんてほとんどやってないのにこの人気は、彼らが『本物』であることを裏付けていますよ。
　ヴィジュアル系としてピエロはインディーズ時代から大人気を獲得していき、1998年「クリア・スカイ」でメジャー・デビューを果たしたわけです。しかしゴシックやポジティヴ・パンクをルーツとする暗くダーク感漂う狂気を宿った音楽性は一貫として変わらず、彼らがヴィジュアル系ブームを上手く利用してのしあがっていった感じがしますね。ヘヴィーで難解なサウンドをしていますが演奏もしっかりしていますし、何よりもヴォーカルのキリトの巧さが際立っており、何を表現したいのかがはっきりと分かります。普通こういった分かりにくい音楽性のバンドというのは、ヴォーカルが下手だと何やってるかサッパリ分からないんですよね(笑)　ピエロは独自の狂気と退廃が渦巻くカオス的音楽世界観がはっきりと表現できていますので、メンバーの力量がかなり高いんですよ。キリト、どんなにバックサウンドがヘヴィーで混沌としていても、けして音をはずす事はありません。絶対音楽が確実に備わっていますね。またステージパフォーマーとしての才能も凄く、独自の世界を築いておりますよ。黒夢の清春に匹敵してますね〜。キリトのフリに合わせて、3万人の大観衆が同じフリをやってるのは壮観ですよ!　まるで少年教祖ですね。とんでもないものを見てしまったといった感じ(笑)
　ではキリト、アイジ、潤、KOHTA、TAKEOが西部ドームに現出させる狂気を宿ったカオス的空間をどうぞ御体験ください。両手で頭を抱えて苦悩にもがき続けるような感覚が貴方を襲いますよ〜!!