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先入観を捨てづらい
ジブリ作品は非常に好きです。
その殆どを手がける久石譲氏のBGMも大好きです。
それでも他の大作映画などを含めて映画やTVのBGMをお金を出して聞こうという気持ちにはなれませんでした。
なぜなら映画もTVも、そのドラマを見に行くのであってBGM目的で映画を観るなんてことはないから。

で、本作はたまたま見かけて「フルオケでやってるんだぁ。お、ナウシカにラピュタかぁ、いいなぁ。」と気がつくと家まで持って帰ってました。
フルオケ用にアレンジされているのでやはり映画と異なるし、何より音楽が映像を引き立てると同時に映像が音楽を引き立てる部分もあるだろうから好きな映画で流れていた音楽に部があるのは仕方ないのかなと感じました。

同様に映画BGMのフルオケ録音比較で坂本龍一氏の「The Last Emperor」の域には達していないと感じますが、それでも中々楽しめました。
多分、何かの曲をお奨めすることは余り意味のないアルバムだと思います。
お聞きになる個人個人に好きなジブリ映画があるでしょうから、その映画の曲がお奨めです。

音質について。
デノン社製の中級オーディオ設備に、業務用のスタジオモニターヘッドホンをつなげ旧版と再販版（この商品）を試聴してみた。
CCCD（コピーコントロールCD）は音質が悪化するという声も聴くが
私が試聴した結果では旧版よりも音質が向上していた。
値段もお手頃、曲目もコンサートライブ録音からの選択。
最近の久石氏のCD（SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001）と比べると大迫力というよりは迫力もあるが比較的じっくり聴かせる曲が多い。
クラシックとはひと味違ったオーケストラ入門に良いのではないだろうか。

シンフォニックは
安っぽくなることが往々にしてある。メロディアスで
キャッチーな久石譲氏の場合もシンフォニックが必ず
しも成功しているとは言えない。加えてCCCDではない
ノーマルヴァージョンが今でも手に入るから態々CCCD
を買うこともないだろう。音質が高上しているかどう
か知らないが動作不良のあるものには距離をおきたい。