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クラシックC=T歌手：米良美一を日本中に知らしめた名曲。
♪はりつめた弓の　ふるえる弦(つる)よ

陰りのある美声をバックに、映画「もののけ姫」の告知が流れた時、その名前に皆、驚いた。

米良美一。

どう見ても男性の名前である。しかし、澄み切った美しい歌声は、どう聴いても女性にしか聞こえない。これは一体どうなっているのか。誰もがそう思った。

冷気の中を真っ直ぐに伝わっていくような、凛とした歌声。性別を超越した、神の領域を思わせる世界観。古来の日本を思わせる旋律と言葉。とにかく、今まで全く聴いたことのない曲であった。

歌詞は1番しかなく、2番は全てスキャットだったりするのだが、その神秘的な美声にシビレた。

B面はアルバム未収録のカラオケ。

2曲目のインストに注目
宮崎駿監督として、97年に大ヒットした「もののけ姫」の主題歌。久石譲作の壮大な曲と米良良一の歌声が見事な世界を釀しだす。注目すべきは,2曲目のカラオケ。完全なオフボ-カルのカラオケはサントラには未収録（「もののけ姫」サントラ１８曲目のインストは２分弱で曲も多少アレンジが施されてる。）だが、絶品の出来栄え。歌入りでは味わえない久石メロディの美しさを、十分堪能して頂きたい。映画,サントラに感動した人は絶対買うべきであろう。発表から10年近くに経っても未だに色褪せない完成度は久石譲作品の中でも最高傑作。