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泣けた、泣けた　こらえ切れずに・・・
司馬遼太郎原作、結束信二脚本、栗塚旭主演、『新選組血風録』。
『燃えよ剣』と並んで、テレビ時代劇史上の最高傑作。
以後の幕末を取り上げた作品のほとんどが、この作品の影響下にある。
明治以後の権力者によってつくられた、新政府を善とし、幕府を悪とする、
単純二元論に立った日本人の歴史認識に、風穴を開けた記念すべき作品として記憶される。
権力闘争のすさまじさの中で、信義を貫くが故に滅び行く者への、
鎮魂と哀悼の思いが、見る者の胸を打つ。
渡辺岳夫の音楽は、哀感をこめて、そんな人間ドラマを包み込んでいく。
しかし勿論、人間の心の闇の部分を描くことも忘れない。
時代の動きに翻弄されていく、新選組と隊士たちの悲劇を表現しながら、
新選組内部の抗争をも活写する。
オープニングテーマ「新選組の旗は行く」から「燃える命」まで、
私たちは音楽によって、そのドラマ世界を体感できる。
沖田総司と土方歳三の永遠の別れと沖田の死を描く、名作中の名作「風去りぬ」。
近藤勇を呼ぶ土方の絶叫が耳を離れない「流山」。
新選組の崩壊と土方の死を描く「燃える命」。
あの感動の名場面と名台詞の数々が、目の前に生き生きと蘇り、
ただただ涙、涙である。
栗塚旭、島田順司。彼らを超える土方役者、沖田役者は、これまでもそしてこれからも、
永遠に出ないだろう。
春日八郎、彼こそ戦後最高の歌謡曲歌手だった。そんなことに今ごろ、気が付いたのである。

新選組の元祖　買いました
NHKでも新選組を放映しますが　この白黒画像から　繰り出す
迫力は今の新選組の足元にも　及びません　配役の栗塚旭は油汗ギラギラで　役にはまっています年齢設定も同じで　みんな若いしその役になりきっています　いきなり一話からは池田屋
襲撃事件から始まりそこから人物設定役割など新選組の成り立ちが紹介されて　ドキュメンタリー風に描かれています　
BGMも　その各シーンにうまくはまっていて　劇的です　次のリメーク新選組　燃えよ剣でも　監督自身がお気に入りの曲が　いくつか取り上げているくらいです　燃えよ剣のサウンドトラックも　超お勧めです　僕も持っています