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大人も子供もきくべし
子供とポンキッキソングを聴いていて、改めて子門真人さんの魅力にやられてしまいました。
たいやき生まれなんで、正直なところ知ってる曲は４曲くらいでしたが、買ってよかった・・・。　本当子門さんうまい！　もう虜だわ。　子供の頃はうまいとかそういうのはちっとも分からなかったけど、この歌に対するまじめな態度や、曲を楽しむところ、１番は普通に歌って、２、３番はちょっとアレンジはいる、みたいな遊び心、そいうのが子供の心や耳に残るんでしょうね。　実際、ガチャピンやムックは覚えてるけど、奴らが何をしていたのかはちっとも覚えていないにも関わらず、ホネホネロックとか絵も覚えてたもんね。
ヒーローものは女子なので（今はおばちゃんやけどね）正直あんまり分からないので、リアルシモニストにはこのアルバムの評価はどうなのか分かりませんが、私は満点でＯＫ！
声も張り、艶があるし、伸びもいい。　
息子達は毎日レゲエのリズムでおどったり、一緒に歌ったり楽しそう。　将来シモニック唱法で歌がうたえるようになるのか？　ちょっと楽しみよ。
それにしても、シャウトもさることながら、『からだ元気？』の（２番につ?づくぅ?）オーライ♪にはやられました！（オリジナルは半拍あけてオーライ）思わずにゃーといいながら親指たてたぞ！　引退しちゃったのが寂しい・・・。

感動に心ふるえる、どこまでも“自由”な歌声。
何といっても、オリコン史上最大で、なおかつ今後もまず破られることはないであろうシングル・ヒット（453万枚！）となり、シンガー・子門真人の人生をも大きく変えてしまった、という「およげ！たいやきくん」の存在がデカすぎるわけだが、極端な話、ここではそれは無視してかかってもいいと思う。というか、ここに収められた曲たちの中では「たいやきくん」は明らかに浮いているから。もちろん、当時よく言われた「歌詞がサラリーマンの悲哀のメタファーとして共感を呼び…」みたいなことより、当時の子どもたち（含むオレ）は、この歌の序盤とオチ以外の部分にある、とてつもない開放感に魅かれたのだとは思うけれど。

それにしても今回、このアルバムを聴いてみて感じたのは、なんて“自由”な歌声なんだ、ということだ。当然、曲作りのプロセスにおいてはさまざまな制約、約束事はあったことと思うが、表情も表現力も豊かで、どこまでも広い大地に響いて行くような子門のヴォーカルは、全くそれを感じさせない（さっき「たいやきくん」の部分で用いた“とてつもない開放感”という表現も、またドンピシャ）。“赤盤”“青盤”などに収められたヒーローソングだけではわからなかった、彼のシンガーとしての器の大きさを実感し、感動に心ふるえた。いや、マジで。
「ケンカのあとは」（サビがほとんど「電話でキッス」ですが…）が、テレサ・テンの「つぐない」や「時の流れに身をまかせ」と同じトリオの手による楽曲だったりとか、「十二支のうた」のアレンジが『イース』などで知られる米光亮氏だったりとか（カッコいいっす）、「がまがえるガマエル」や「へんしんロック」のドラムスは（村上）ポンタさんっぽいな、とか、懐かしさだけでなく、新鮮な発見にも満ちている１枚。これはおすすめ。

高い完成度！！
言うまでもありませんが、この表現力は恐ろしさまで覚えます｡
詞や曲を活かすのが、最重要なコミックソングは大変な技術の
いる歌唱です。それをここまで、歌い上げるとは・・。
このシリーズは、色々ありますが、自分は強いてあげるとさせてもらうなら、
これを薦めさせてもらいます。
絵が浮かぶようとは、このことだと思えるほどの素晴らしい歌唱でした｡