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時代に咲いた仇花
まあ恐らくこの企画の元になったフェンダー主催のＫＯＲＧシンセサイザーの
デモンストレーション・コンサート用の事前リハーサルを兼ねたレコーディング
なんでしょう。
「高い時給払ってスタジオミュージシャン集めてんだから、いっその事
リハの時録音しちゃえ！」と、メーカーの方達はこんなノリだったのでは？
とう感じがします。
基本的に８人のキイボード陣の他に、岡沢章、矢島賢、村上秀一の３リズム隊が
入っていますが、割合ストレートな鈴木宏昌氏アレンジの「アイアンサイドのテーマ」等よりも、
流石というかやはりというか、佐藤允彦氏の生の３リズム隊抜きの文字通りキイボード陣のみで
録音した「アフリカの夜明け」が一番面白く、且つ当時のシンセの機能を一番生かしているのが
鬼才・佐藤允彦の面目躍如。
他の曲ではドラムの村上秀一氏の若々しい溌剌としたサポートが印象的。

佐藤＆鈴木氏の他に大野雄二、八木正生の両氏が楽曲提供と演奏。
サポートのみに市川秀男、羽田健太郎、大原繁仁、藤井貞泰の４氏が参加。