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さまざまな謎が残る曲
シェリル（May'n)節の効いたマクロスFファンなら待ってましたというたまらない曲です。
しかし、この1枚。シェリル新人の頃の曲？という設定らしいですが、いろいろ謎です。
まず、ジャケットをひらくと現れるジャケット裏の清楚なシェリルのイラスト。これまでのシェリルのイメージではあまりなかったグリーンベースの純真なイメージのイラストはどことなく「ランカ」を感じさせます。
そして、pink monsoonの歌詞。2番目。
この世が全部幻だって
とか
一人でいたほうがいい
とか、いろいろ意味深な単語が並びます。そもそもモンスーン（季節風）は何を表しているのでしょうか？
しかもこの曲、これまで必ずマクロスFの曲にあった星や宇宙に関連した単語らしいものが初めて見当たりません。（2曲目の天使になっちゃったにはあるのに。）
毎回、マクロスFの曲は映像やストーリーと絶妙にリンクしているので、きっとこの辺の意味が劇場版イツワリノウヒメで明らかになるかもしれません。
楽しみ。

追伸
劇場版マクロスFすげええ！！！
予想をはるかに超えるシェリルのかわいさでした。

菅野よう子によってシェリルの過去にタイムスリップ
　シェリルのデビュー曲という位置づけで発売されたCD。「私の歌を聴きなさい！」と自信たっぷりになる前の初々しさを上手く表現しています。

　時間を遡って、テレビで放映された時点より若い時点のシェリルが映像で浮かんできそうな2曲でした。アイドル歌手の最初ってこんな感じだよね、ただしシェリルだからこのぐらいの実力はあるねと設定して、菅野よう子さんがガーッと作って、May'nが見事にそれに応えたと感じました。

　ま、そんな能書きよりも、このシェリルは可愛いねえ。

管野音楽＆May'nの新境地
今回のシングルはマクロスFでの既存曲とは大きく路線を変えた印象でした。
「射手座☆午後九時?」や「ノーザンクロス」のようなガンガンのれる曲では無いので万人受けしずらい曲であるとも思います。しかし、曲とヴォーカルのクオリティは更に上がっていて、うまく表現できませんが曲を創る、歌う側、そして聴き手側にも敷居を上げたといった感じでしょうか？

「pink monsoon」とはピンクモンスーン(桃色の季節風)と言う意味？か分かりませんがなんと艶やかな曲名ですかね。
歌詞も英語と日本語の言い回しも、うまく織り交ざっていてサビのフレーズも頭に残りますし、深読みしてしまいそうな詩の内容かつ洋楽ティストな曲調と合わせて、よりアダルティな曲とも思いました。

「天使になっちゃった」は不安定そうな気持ちが漂う歌詞で、まだ壮大なバラードを歌うのでは無く、率直な心情を詩にした曲にも取れます。

私はシングルではヴォーカルが無いトラックも楽曲自体をじっくり聴けるので楽しみにしています。
3曲目の「without sheryl」ver.もフュージョン曲としても十分聴けると感じ管野さん音楽のセンスの良さを再確認しました。
あとMay'nちゃんがいかに「pink monsoon」を歌いこなしているかも改めて気づかされますね。

11月末のミニアルバム「ユニバーサル・バニー」にも両曲収録ですが管野さんの創りだす楽曲そのものも楽しみたい方(もちろんシェリルのイラスト画も素晴らしいですしシェリルファン＆May'nちゃんファンの方にも)は是非、このシングル盤もお勧めします。