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久石譲の“音楽の風”が気持ちいい、ナイスな一枚
　曲の冒頭、チェロが歌うメロディーに心が弾む「Angel Springs」。
　曲の半ばから入ってくるトランペットのジャズィな歌が、空と海が広がる地中海の青を彷彿させる「il porco rosso」。
　弦楽四重奏が刻むマイケル・ナイマン風のリズム、アクセントが面白い「Kids Return」。
　ピアノだけでなく、ピアノにほかの楽器が絡み、生き生きとした音楽を奏でていくこの三曲が、とても素敵ですね。風が葉裏をひるがえして駆け抜けてゆく肌触りって言ったらいいかな。わくわくしました。

　映画『風の谷のナウシカ』のテーマが豊かに紡がれ、変奏されていく「Fantasia（for NAUSICAA）」。
　曲の中盤、２分27秒辺りからはじまるブラームスの室内楽曲っぽい旋律が印象的で、ほっと一息つくリラックス感が味わえる「Oriental Wind」。
　この二曲も、いいなあ。

　『PIANO STORIES』シリーズ４枚からセレクトされた楽曲 ＋ 本ＣＤが初出となる「人生のメリーゴーランド」（映画『ハウルの動く城』のメインテーマ。ピアノ・ソロ・ヴァージョン）を加えた全13曲。
　
　久石 譲（ひさいし じょう）の“音楽の泉（Springs）”に触れ、親しむことができる一枚。窓（Window）から“音楽の風（Wind）”が颯（さっ）と入ってくるみたいで、気持ちいいっす♪

クラシックを好きになるためのアルバムではないでしょうか
01.The Wind of Life　が最高でした。
久石さんの曲は各節の弾き終わりがとても美しくて、余韻が素晴らしい心地にさせてくれます。

ナウシカやラピュタなど、これは何の曲だ、と分かる曲もありますが、CM曲や某ロードショーの新テーマなども収録されているので、どこかで耳にしたことのある曲をピアノで贅沢に聴けるところも良いです。
ピアノ好きの人もジブリ好きの人も満足させてくれるアルバムではないでしょうか。

最高
何度でも聞ける。いらない曲がない。同郷の妻もファンです。
買って全くの損なし。