アニメCD専門SHOP

ただ「哀愁のスキャット」のためだけに
『大非常線』は、千葉真一主演の『燃える捜査網』が視聴率的に苦戦し制作を打ち切らざるを得なくなった後の、そのクールの残りを穴埋めするために、全10話で制作された刑事ドラマだった。
そうしたマイナーな存在のためか、主題歌「哀愁のスキャット」と挿入歌「別れをつげて旅に出る」の２曲は、刑事ドラマの主題歌コンピレーションCDの類には、なかなか収録されない。
（内容的には、地味ながら良いドラマだったと思うが…）
一方で、これらを含む『堀江美都子　歌のあゆみ３』のユーズド価格は高値。２曲のために買うには痛すぎる。
「マジンガーエンジェル」関連CD２枚を買う方が、安いのだ。
という訳で、私は「哀愁のスキャット」ただ１曲を目当てに、本CDを購入した。
誰もに勧められる買い方ではないので星３つだが、後悔は無い。

なんだかなぁ。
マジンガーエンジェル（以下ＭＡ）と言う作品そのものではなく
それをお題目にしたBGM・曲の詰め合わせ……
それはそれでも一向に構わないんですが、
（今のところ）この作品とは全く関係ない「美和(ミッチー)のテーマ」や、
どう考えてもこの作品には出なさそうな「鉄也のテーマ(インスト)」とかも
入っていて、どうにも水増し感が大きいのは否めないところ。
……水増しするにしても、もうちょっと選曲どうにかならんかったんでしょうか。
まだしも、本編に登場している「キューティーハニー」のテーマでも
収録してた方がＭＡらしかったというか。
唯一、新録の「ＭＡのうた」はいわゆるテレビサイズのみの収録で、
ライナー曰く「TVサイズ先行収録！」だそうですが、要するにあとで
フルサイズ版出す気まんまんなわけで、すごく嫌な感じでした。
……せっかくのＭＡのアルバム、フルサイズくらい収録してても罰は当たらないでしょうに。

個人的には、お世辞にも「買ってよかった」とは思えない内容。
「ビューナスＡクイーンオブゴールド購入券」目当てだけなら、マガジンＺや単行本
買った方が安上がりですしね。