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三次元劇場開演
…買ってしまつたorzバーチャルスター発生学聴きたさにコンプリートCDボックスですょ奥さん。我ながら馬鹿過ぎるとは思いましたが買って良かったの一言、否大満足です。
J.A.シーザーという方の三次元の表現が面白いと個人的には思いますた。

銀盤復活★友喜的偉業
インナーブックの編集ミス（キャプションとずれた画像の掲載）をのぞいて、
何もいうことなし。
圧巻のボリュームと経済的な値段、これはファンサービスというほかはない。

今回の再発リマスターボックスのよいところは、
音の粒だちが圧倒的に改善されているところ。
その改善は合唱曲よりも、光宗信吉のBGMのほうでいちじるしい。
こんなにも荘厳な音楽、エレクトロニカな劇判だったということを、
あらためて知ることになる。
J.A.シーザーの合唱曲は聞いてみないことにはその衝撃を理解できない。
まさに、口ずさみたくなる魔術性がある。
そして、呪文のように並べられた衒学用語のなかに、
澁澤龍彦から影響を受けたと思われる、西洋オカルティズムの曼荼羅がある。
寺山映画のサントラと違うのは、日本土着の呪歌的な側面が薄いこと。
今回のリマスターでよりいっそうに幾原邦彦のコーラスが聞こえる。

大学時代、この中のシーザー合唱曲を編集して、
友人に聞かされたら、悪夢にうなされそうだと言われた。
まあ、悪夢とは言わないまでも、天国の夢は見れないだろうね。

耳に残り、心に残る。大興奮の名曲ばかり。
少女革命ウテナとの出会いは中学生時代、リアルタイムで『少女』だった私に与えられた、『宝物』と呼ぶには余りにも攻撃性に満ちた、凄まじい作品でした。

その各話の盛り上がりに大輪の花を持たせたのは、やはりJ.Aシーザー氏の合唱曲です。

ミステリー小説に良い意味で予想を裏切られた時のような快感を、数分の間に幾度も味わえるかのような期待を裏切る歌詞とメロディ。それに追い討ちをかけるような疾走感溢れるギターサウンド。これに不安定な合唱が重なった時の奇妙な快感。この快感は他では味わえません。

各話の印象が薄れても、何年も耳に残り続ける合唱曲たち。その全てがここに収録されています。

もちろん他の収録曲も素晴らしいのですが、収録合唱曲を見ただけで震えがきました。

及川光博さんの歌う「フィアンセになりたい」が入っていないのが少し残念ですが、それを差し引いても最大最高最愛のCDboxです!私の拙い日本語では言い表せない程の興奮を再び味わう事が出来ました。

ある程度経済力のある年齢になってから出して頂けた事を、本当に嬉しく思います。有難うございます。

少女革命ウテナという作品を知らなくても、JPOPに刺激を感じなくなった皆様、変質的で過激で耽美な『音』と『合唱』の世界に浸ってみては如何でしょうか。